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ブッダの弟子さんの疑問について
http://www.asyura2.com/08/hasan56/msg/369.html
政府が膨大な借金をしてしまったら。返す術というのがあるのでしょうか?
私の下した個人的結論は、それは通常のやり方では返せない。最後まで、国が倒産するところまで行くしかない。だから、考えることはあまり意味が無いと思っている。行き着くところへ行くしかない。
1) 個人の借金に例えると、個人が家なり不動産なり大きな買い物をする場合、銀行からお金を借りる場合、月収収入の30%までだといわれているようです。実際、これは昔からの経験則で、30%が限度だろうと思います。
2)国家と個人を比較すると同一ではないですが、でも大体同じだろうと思います。
日本の借金時計(仏陀の弟子さんのものを引用)
http://www.tek.co.jp/p/index.html
国の借金が840兆円だと数字を仮定する。
国の予算が年間の85兆円だとすると、その収入の1/3は28兆円です。だから、これ以上の借金をしてはいけなかったと考えます。
GDP比で計算する人もいますが、GDPは年間524兆です。
国の予算が年間の524兆円だとすると、その収入の1/3は174兆円です。だから、これ以上の借金をしてはいけなかったと考えます。
3)日本の財政の借金が840兆円だとすると、日本は国の年間予算から計算した28兆円をはるかにオーバーしています。GDP比の収入から計算した174兆円をはるかにオーバーしています。
4)これは返せるのでしょうか?
アメリカの膨大な借金を作った大統領で有名な人がレーガンです。彼はサプラーダー経済学だと言って、国家が借金して軍事予算にお金をつぎ込みました。彼によると、国家が借金をしても、公共事業を行えば、景気がよくなると、借金を続けました。当時のアメリカ経済学者はみんなそんな馬鹿な事があるはずがないといいました。
結果として、レーガン政権は歴代のアメリカ大統領の借金の総額よりも多くの借金をした大統領でした。
結果として、アメリカはどうなったのかという事です。プラザ合意で、為替ドルを切り下げました。そして、変動相場制へ移行しました。こうして、解決するしかないのです。国家が限度以上の借金をしたら、国家が破綻するしかないのだと思っています。今のブッシュ政権はイラク戦争で、このレーガン大統領を越える借金をしています。彼のなしたことの結末はアメリカ合衆国が体力を弱めることしかないのです。ドルをどうやって切り下げるというのでしょう。そして、どうやって、借りた借金を返すというのでしょう。いつまでも借金を続けることは出来ないはずです。
日本は国民の金融資産が1400兆円あったと言われていますが、それらを借りて国家の財政赤字をまかなって来ました。国民の金融資産は帳簿上では1400兆円在ることになっていますが、それは橋や道路や海外への投資として使われ、実質的資産はどの位あるのでしょうか。国民の資産がなくなったら、国民の金融資産が日本の国債を買わないとなると、文字通り国家の財政は成り立たなくなります。
5)ケインズ理論の不況の時は国家が借金をして公共事業を行い、景気をよくして、好景気から税収を増やせば、借金は減るという考えが世の中で通っています。自民党の公共事業のよりどころとなっている理論です。
しかし、ケインズはこういう条件をつけています。
不景気になったら、国家が借金をして、公共事業を行なえばいい。そして、その単年度で景気がよくなったら、税金でその公共事業として出した分を回収することが必要だ。借金をし続けると、税収から国家の借金を返済できず、財政赤字を抱えてします。その財政赤字は更に大きくなって最後には返せなくなってしまいます。
6)1929年の大恐慌で世界中の国々が富を失って、国家は破産状態となりました。このとき、作った借金と不況を越えるのに15年ほどかかり、すなわち、戦争という公共事業で解決された。倒産する国は倒産しました。
この事から、私は今の日本の財政赤字と借金に大した期待はしていません。
これからは不況が行き着くところまでいくしかない。
@借金を返すために、ただひたすら節約をする。
今の日本の借金は節約をしても返せない
A国家はハイパーインフレにして、借金を踏み倒す。
ハイパーインフレにするにしたって、そのインフレを克服するために、高金利にして、インフレを治めなければいけない。スタグフレーションでこれは大変です。
B外国や国際金融資本やIMFから高金利でお金を借りて、彼らの経営計画の下で、奴隷のような生活に耐える。
ほかにいい知恵がありますか?