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・一億総中流
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%84%84%E7%B7%8F%E4%B8%AD%E6%B5%81
・一億層中流社会の終焉
http://www.veritacafe.com/worldmovement/060621/
・一億層中流の崩壊@三浦展『下流社会』を読む
http://d.hatena.ne.jp/takashi1982/20060218/1140244432
・「一億総中流」から「格差」時代へ
http://mr-ikuo.cocolog-nifty.com/yabunirami/2008/06/post_a651.html
十数年前ぐらいまでそうだったと思う。この期間はおそらく30年ぐらい続いたのではないか。日本国家として、今から思えばもっともマチュア(熟した)な時代だったと言えるのかも知れない。
そして不思議なことにこの期間に「70年安保」も含まれているはずだ。また、この時代に当時の国鉄が首都圏で8日間のストを打ち抜いたこともあった。当時の通勤客は、ストに文句を言うよりも理解を示していた印象が強い。こんな世論を反映してメディアも口汚くののしるようなこともなかった印象が残っている。
学生運動もまた非常に激しい時代であった。国民一人ひとりが大きなパワーを発揮した時代に、国のピークを迎えていたらしいというのは何か意味深いものを感じる。
下に引用し日下氏の著作は8年前のもので、まだ一億総中流の残照が残っていたのかもしれない。日下氏は、日本の持つ負(陰)の側面をバッサリ切り捨て、もっぱら正(陽)の側に焦点をあてている。日本の国家像を等身大で客観的にとらえることも必要である。
とくに若い世代が、この国の持つ潜在能力や近未来の可能性に確信をもって、各分野で〈戦略家〉として精進されていくことがもっとも強く求められる。
『21世紀、世界は日本化する』日下公人/PHP 2000年から抜粋
・(欧米と日本の中間に立つ)中間派はいなくなったが、これは日本の国力が充実し、日本独自の文明・文化が大きな存在になってきたからだと思われる。
むしろ欧米に日本の影響を発見しようというのが流行だが、…21世紀はそうなるだろう(東洋的議論の浸透)。
西洋思想と東洋思想とが並立する21世紀において、日本は自尊心を取り戻すことができるだろう。日本のアイデンティティと価値が持っている世界的な普遍性を実感することができるようになるだろう。そのとき日本人は、逆に日本製のメガネで世界を見て発言するようになると思う…。欧米のメガネで日本を見て何かを言うと、欧米人の先入観に合致するから先方には受ける…。p2-3
・日本は知らず知らずのうちに世界に影響を与えている。
そのキーワードの一つは「大衆社会」である。じつは大衆社会として世界最高のものを、日本は江戸時代からすでにつくっている。他の国がいくら真似しても、こういう大衆社会はすぐにはつくれない。10年か20年か、あるいは百年くらいの先進性が日本にある。
他の多くの国は(先進国も途上国も)まだ階層社会である。貴族がいて下流がいて、普通の国民の数が少ない。ヨーロッパもアジアもアフリカもロシアも中国もそうである。p14-5
・タイのさる大学の調査では、“最も美しい女性”という質問に25%が日本人と答え、これが第一位だった(二位、英。三位、米)。p17
・スズキやダイハツや富士重工は、グローバル・スタンダードを提案しようと思って軽自動車をつくったのではなく、単に「日本市場で売れる車」をつくっただけだった。それが世界性を持っていたことは、日本社会がすでに21世紀の世界を先取りしていたことを示している。
“思想で負けて現場で勝つ日本”である。p27
・国家の力に点をつけていくと、今はアメリカが東の横綱で、日本が西の横綱である。そして長期的には道義力での得点の差が大きく効いてくる(日本は道義力と文化創造力が世界一、経済力は第二位、軍事力はドイツ、中国並)。p74
・文化の相互尊重が新しいグローバリズムだとわかっている人がこれからの国際人で、いわゆる「国際人」は単なる「欧米カブレ」と言われることになるだろう。p90
・21世紀で一番大きな事件は、有色人種である日本が百年かかって、人種平等を実現し、そして自分もナンバー2にまで上がったことである。白人はそう思っている。しかし悔しいから口に出さない。日本人がこの大事件に気がつかない…しかし中国人やインド人やアジア人など、世界の有色人種は知っている。
p92
・日本は三つの国全部と戦って勝っているのである。日清戦争では中国に勝ち、日露戦争ではロシアを破り、大東亜戦争ではイギリスと戦い、その結果、イギリスはアジアに持っていた植民地、シンガポール、マレー、ビルマ、インド、香港のすべてを失って二流国に転落した。p101-2