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(回答先: 一億総中流意識の時代もあった日本 投稿者 仁王像 日時 2008 年 6 月 20 日 20:51:08)
「マイホーム主義」は、今ではほとんど死語で(Wikipedia)にも出てこない。概説すると、何歳で結婚して、何歳で一人目の子供をつくり、二人目は何歳の予定で、何歳になったらマイホームを持つ…云々、と小市民的な人生設計を建て、それに沿って(チマチマと)生きてゆく行き方である。
この国がピークを迎えつつあったと思われる時代は、マスメディアでさえ、こうした「マイホーム主義」を批判していた記憶がある。メディアも今に比べると、もっと野性味があった時代ではなかったかと思うのである。マチュアな時代の前半は、人びとの生き様も野性味があったと思う。マチュアな時代のはしりの1960年代には裕次郎や小林旭の映画が好んで見られた(ヤクザ映画もまた70年代まで盛んであった)。
しかし、マチュアな時代そのものがまた人びとを、おとなしくスマートな性情に変容させてきたのかもしれない。加えて、この国の人民に対する大国による文化工作・諜略もあったであろう…。