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久間防衛相がアメリカの原爆投下を「しょうがない」と発言したことで、与野党、国民
や地元からの厳しい批判を浴びて、久間は防衛相を辞任した。
日本人なら誰でも、原爆投下を「しようがなかった」で片つけられる問題ではないこと
ぐらい百も承知のはず。しかも、被爆地長崎県出身の久間がそれを知らないわけがな
い。もし久間が、地元民から強烈な反撥を予期せずして発言したとすれば、久間の脳
は重度の認知症と言うしかない。
それを敢えて口にしたのは、久間のアメリカに対する深慮遠謀が隠されているはずだ。
久間発言によって、久間が辞任に追い込まれたことは原爆投下に対する日本国民の
怨念が炙り出されたことをアメリカは改めて認識せざるを得ないだろう。
殊更に大量破壊兵器保有を問題視するアメリカは、人類最初の原爆投下に対する
贖罪意識があるはずだ。だがこれまで歴代大統領も議会も公式に謝罪していない、ま
さにこれまで「原爆投下はしようがなかった」で済ませてきた。
折りしも、米下院外交小委員会における「従軍慰安婦問題の日本に対する謝罪決議」
が可決された。
アメリカ議会は、これから本会議で「慰安婦問題で日本の謝罪決議」を可決するのだ
ろうか。「従軍慰安婦問題」は60年以上まえの、しかもアメリカとは直接関わりのない問
題をアメリカ議会が何故可決しなければならないのだろうか。
はからずも、久間の投げた波紋によって、アメリカ議会は「従軍慰安婦問題」と「大量
破壊兵器(原爆)の投下」との重みを問われることになる。
これを機に、国民の間でアメリカ批判、アメリカからの自立の機運が起こることを期待
したい・・・が、B層国民ではやっぱり駄目か。
余談:今年1月24日久間は、「イラクがさも大量破壊兵器を持っているかのような言い
方で戦争を始めた。私はその判断が間違っていたと思う」と極めて当然の発言だったが、
この極めて当たり前の発言に与野党もマスコミも、支持する声は起こらなかった。特に
民主党、菅氏は「閣内不一致、内閣の体をなさず」といい加減な批判さえした。
残念ながら、ネット上でも彼の発言を支持する発言は微弱だった、この掲示板「阿修羅」
でも、彼の発言を支援する投稿をしたのは、木村愛二氏と筆者だけだった。特に、徹底的
に護憲こだわる天木氏の発言に注目したが、彼もまた曖昧ながら久間の発言に批判的
な立場でしか述べていない(1月30日のamakiblog)。
もしこのとき、与野党、マスコミからうねるような大きな久間支持があったなら、久間もそ
の後の発言を修正することもなかっただろうに・・・所詮国民のレベル以上の政治家を求め
ても「しようがない」???そして小池百合子とかいうキャバクラ向きの厚化粧の女性が久
間の後任とは・・・あーあ!日本は救われない。「自衛隊員のみなさま、どうせあと一ヶ月だ
けの辛抱、我慢して頂戴ね」