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大東亜戦後の占領中、米軍も日本人協力者の下に、日本人慰安婦を徴用
http://www.asyura2.com/07/war91/msg/931.html
投稿者 不動明王 日時 2007 年 5 月 06 日 21:59:05: Wge0l2yvbkAIg
　

http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070505/usa070505005.htm

占領時、米軍も「慰安婦」調達を命令　ホンダ議員「旧日本軍は強制」言明

　【ワシントン＝古森義久】終戦直後の日本国内で占領米軍の命令により売春施設が多数、開かれ、日本人「慰安婦」数万人が米軍に性の奉仕をして、その中には強制された女性もいたことが米側にいまになって伝えられ、米議会下院に慰安婦問題で日本を糾弾する決議案を出したマイク・ホンダ議員は４日、議会調査局に調査を依頼した。しかし同議員は戦争中の日本の慰安婦は旧日本軍が政策として一様に拘束し、強制した女性ばかりだった点が米軍用慰安婦とは異なると述べた。

　ＡＰ通信の４日の報道によると、終戦直後の１９４５年９月、日本当局が占領米軍からの命令で東京都内などに多数の米軍用の売春施設を開き、合計数万人の日本人「慰安婦」が雇用、あるいは徴用されたことを証する日本側書類が明るみに出て、ホンダ議員は米軍用慰安婦に関して米軍自体がどんな役割を果たしたかなどの調査を議会調査局に依頼したという。

　同議員は自らが追及している戦時中の日本軍用の慰安婦と戦後の米軍用の慰安婦の比較について「日本軍の慰安婦は日本帝国軍隊の政策として性的奴隷という目的のために少女や女性を拘束し、強制し、拉致したのだから、米軍のそれとは異なる」と語った。

　ＡＰ通信は４月２６日、東京発で米占領軍が進駐直後、日本の政府や旧軍当局に売春婦の調達や売春施設の開設を命じた一連の日本語書類が発見されたと報じ、その内容として（１）１９４５年８月末から９月にかけ、米軍の命令を受けて日本政府の内務省などが東京はじめ茨城県などの地方自治体に「慰安婦」集めを指示し、合計７万人以上の女性が売春に従事した（２）米軍当局はそれら女性の一部は強制徴用されたという報告があることを知りながら、慰安所開設を認め、連日連夜、米軍将兵が詰めかけることを許した−と報道した。同報道はこの米軍慰安所にかかわって当時の日本側関係者数人を実名で紹介し、その談話をも引用した。

　しかしこれら日本の米軍用慰安所は連合軍最高司令官のマッカーサー元帥の命令で１９４６年３月末には閉鎖されたという。

　日本側でも終戦直後に米軍から売春施設開設を命じられたことについては旧日本軍が米軍進駐受け入れの準備組織として結成した「有末機関」のメンバーたちの証言が残っている。このように軍隊に売春という組み合わせは旧日本軍に限らず、米軍も同様だったわけだが、ホンダ議員らは旧日本軍の慰安婦はみな「帝国の軍隊の政策として」強制徴用された点が日本側一般とは異なると言明している。

(2007/05/05 21:43)


○『日本の貞操　外国兵に犯された女性たちの手記』
（蒼樹社）水野浩　編

○『続　日本の貞操』
（蒼樹社）五島勉　編

敗戦後、日本に流れ込んできた占領軍。
　人間の顔をした“悪魔”に殺された日本人。

悪魔（外国兵）に殺され、奴隷扱いにされた日本人の悲鳴がこの本にはいっぱい詰まっている。この“悲鳴”を平和と言われている現代日本に生きている我々はどう受け止めればよいだろう。日本女性を進駐軍に売り渡す国ぐるみの機関（ＲＡＡ：Recreation & Amusement Association）まであったというのだから。
　・・・もう怒りで言葉も出ない。ただ、これらの事実を、何も知らずに暮らしている多くの日本人や世界中の人々に伝えていくしかないと思う。　

http://www.bunshun.co.jp/jicho/taihaishimai/taihai02.htm

――松本清張が『ゼロの焦点』で描いたような悲劇ですね。ただ、島田さんのスタンスはその世代の作家たちとは違いますし、登場人物たち――久美子やプロの娼婦のお春、東北から家出して上京し、慰安婦となる祥子を、現代の女の子と地続きの存在として描かれたように思います。
島田　四五年八月の段階ですでに、占領軍兵士向けの国営の慰安所を作る構想が具体化していました。一年足らずで梅毒が蔓延し、施設は閉鎖され、あふれだした女たちが後の赤線・青線、その後の風俗産業の担い手になっていきました。
　五三年、そんな女性たちの悲劇を描いた『日本の貞操』という本がベストセラーになりました。サンフランシスコ講和条約に調印して日本が独立した後のことです。この本には、日本女性の貞操を食い物にしたアメリカ人と、貞操の防波堤として一部の女性たちを犠牲にした日本政府を告発するとともに、彼女たちに偏見を抱いた男たちに対して反省を促すトーンが色濃く現れています。
　ただ、一方で、どこかで性のよろこびに目覚めた女性も現実にいたわけです。田村泰次郎の『肉体の門』に出てくる戦争未亡人もその一人ですし、好奇心から売春の世界に足を踏み入れたお嬢さんたちも、少なからずいた。そうした面については、ほとんど触れられていませんでした。独立直後のことですから、被害者意識を前面に出して「反米」を意図したのかもしれません。でも、むしろ彼女たちと今日、一切の罪悪感から自由になったところで、己が欲望に忠実に青春を過ごす若い女性たちとのあいだにこそ、通じるものがあるのではないか、という見方もできる。戦後になって日本に入ってきたアメリカの商品、ナイロン・ストッキングとか化粧品の数々を最初に身につけ、消費文化を享受したのも、英会話に飛びついたのも、米兵を客として取ったパンパンたちでした。
――久美子が自分の処女と一足のストッキングを交換したのは、まさに象徴的ですね。その伏線として、食糧の調達に闇市に行って、男から「あんたは金になるものをもっている」と声をかけられて呆然とする場面があります。
島田　ゴダールの映画にも、妹が鏡の前で裸になって、「おねえちゃん、私の体って売れるのかな」と訊ねるシーンがありますね。自分の若さは売り物になるのか……実際に行動に移すかどうかは別として、誰しも考えてみることでしょう。
――父が戦犯の疑いで収監され、借金があったこと、慰安施設にかかわっていたことを知って、姉妹は落ち込みます。姉の有希子は、夢枕に立った亡き母の「自分の思うところを信じて好きなことをしてもいいのよ」という言葉で立ち直り、妹は、包丁で自分の手を傷つけ、その痛みをきっかけに「あたしも償いをしようと思うの」と思うに至ります。
島田　退廃的な社会に暮らしながらも、社会に対して正義を求める心の動きが、人には本能的に備わっているのではないか。それをどう表現するか、というとき、ある人たちは自己犠牲ということを考えるのかもしれません。ロンドンで起きた自爆テロの犯人が、イギリス育ちの青年だったように。
　このとき私が久美子に言わせたのは、父親が自分たちの貞操を守るために他の女の子を売ったことに対する、ちょっとした罪悪感です。もちろんそれは、自分が身体を売ることを正当化する理屈でもあるんだけれど、どこかに、私たちを守るために自分の身体を投げ出した人がいるのに、私はこのままでいいのだろうか、という思いがあるんです。
――「退廃」とは、島田さんにとってどのような意味をもつ言葉なのでしょうか。
島田　ここでいう「退廃」は、僕が好きな坂口安吾の「堕落」に共鳴するもので、必ずしも道徳的な退廃、堕ちていくことを意味しません。焼け跡というのは、部分的には原始時代への回帰のようなところがあったのではないか。都市もイデオロギーも道徳も生活も、すべてが完膚なきまでに破壊されたあと、全く裸の状態で、ゼロから始めなければならない。それはある意味、爽快ではないかと思うんです。こんなことを言うと、戦争を体験していないからだと言われそうですが。己のむき出しの欲望と向き合わざるを得ない状況で、頼るべきは裸の人間の本能であり、本能と向き合うところから立ち上がる倫理ではないか。そういうまなざしでパンパンを見てやれば、また違った見え方がするのではないでしょうか。
　焼け跡の空気を吸っていた太宰治が、作中人物にこんなことを言わせているんです。「もし日本が軍国主義にまい進して、アメリカにも中国にも勝ってしまったら、それは鬼の国です。負けてしまってみじめな思いをしているけれど、そんな情けない日本が、私は大好きなんです」と。その気持ちはわからなくはありません。ちょっと背伸びして、明治以後、大国主義を気取ってきたけれど、敗戦で江戸時代に逆戻り、みたいな感じ。戦後のエロ・グロ・ナンセンスも、江戸の町人文化に回帰するようなものかもしれない。そんな退廃的なエロスに向かうサブカルチャーは、日本が生み出すもののなかで、一番良質なものじゃないかなあ。
――けなげな姉妹を取り巻く男たちも、自分なりの倫理に従って、闇市をたくましく生きている。混沌としたエネルギーに満ちた時代を疑似体験する面白さを感じました。
島田　書くにあたって、戦後の焼け跡風俗のことを調べたら、やめられなくなって（笑）。タイムスリップしてみたいものだなあ、と。
――島田さんは、順応できそうですか？
島田　生き馬の目を抜くような熾烈さがあるのでしょうが、経験したら、きっと離れられないでしょうね。潔くて、迷いのない、ある種、やけっぱちな境地。誰もがたどりつけるわけではないんでしょうが、魅力がありますねえ。

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