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http://www.chunichi.co.jp/article/feature/yomawari/list/CK2007080602039011.html
残りの夏休みに 家族や他人に笑顔を
2007年8月6日
子どもたち、夏休みの真っ最中ですね。ほとんどの子どもたちにとっては、一年で最も幸せな日々でしょう。朝寝坊もできますし、次の日のことを考えず、夜遅くまで携帯やメール、インターネットを楽しむこともできます。友だちと、プールや海に、あるいは遊園地に行くこともできますし、華やかな街の商店街で友だちとウインドーショッピングすることもできます。彼氏や彼女とのデートもいつでもできます。
でも、こころある大人たちにとって、この夏休みは、一番君たちのことが心配な季節です。子どもたちの家出や深夜徘徊(はいかい)、万引などの犯罪が最も多いのが夏休みです。また、深夜の街で大人たちからの犯罪の被害にあう事件が一番多いのも、夏休みです。一学期に、友だちとの関係に悩んだり、学校になじめなかった子どもたちが、家に閉じこもりこころを閉ざし、人との出会いを自ら捨て、さらに悩んでしまうのもこの夏休みです。水谷が、最も夜回りのために夜の街に出るのも夏休みですし、メールでの相談で徹夜が続くのも夏休みです。一番君たち、子どもたちのことが、心配な季節です。
子どもたち、みなさんはどうこの夏休みを過ごしていますか。私は、元先生ですから本当は、いっぱい勉強しなさいと言うべきなのでしょう。でも、言いません。ただし、お願いがあります。夏休みの残りの日々に、今日から、三つの毎日家族のためにすることを決めてくれませんか。掃除でも良いです。お風呂の準備でも良いです。朝食をお母さんに代わって作ることでも良いです。お父さんの靴磨きでも良いです。何でも良いんです。それを必ず毎日してみてください。もう一つだけお願いがあります。一日一つで良いですから、人のために何かしてくれませんか。バスや電車でお年寄りに席をゆずること、自宅の周りの道を掃除すること。お年寄りや小さい子どもに笑顔で明るくあいさつをすること、何でも良いんです。これで、必ず君たちの夏休みがとても素敵(すてき)なものになります。
よく私の元には、「人は、何のために生きなくてはならないのですか」という相談メールが届きます。私は、必ずこう答えます。「誰かに笑顔をあげるために、誰かを幸せにするために」。子どもたち、この夏休み、残りの日々で、私の答えが正しいのかどうか、試してみませんか。君たちが、毎日家族のために何かすることは、家庭に笑顔を生みます。それが、必ず君たちの明日への力となります。人のために何かすれば、必ず君たちへの感謝の想(おも)いが返ってきます。それが、君たちのこころを美しくし、そして明日への自信につながります。水谷のお願い、聞いてくれませんか。