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(回答先: 共産党の前名誉議長・宮本氏死去 自主独立路線を確立(東京新聞) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 7 月 18 日 16:10:50)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-18X496.html
宮本イズム、現在も党に浸透=自主路線確立−多くの謎も・元共産議長死去
2007年7月18日(水)19:15
『闇の男−野坂参三の百年』で大宅賞を受賞したジャーナリスト・加藤昭氏の話 宮本顕治氏は戦後の日本共産党の権力機構を確立した立役者であり、いわゆる「宮本イズム」は不破時代を経て現在の志位体制にも基本的に受け継がれている。しかしその生涯には謎も多く、真相を語らずに亡くなったことは残念だ。
戦後の日本共産党は、故野坂参三氏と宮本氏の並立時代を経て、宮本氏の独裁体制に移ったが、宮本氏の党内権力の源泉は戦時中、日本の官憲の抑圧に屈しなかった点にある。戦前、同志をスパイ容疑で査問し、死亡させたとして無期懲役刑を受けたが、多くの同志が獄中で転向する中、屈しなかったことが伝説化し、戦後影響力を発揮する原動力になったようだ。
コミンフォルム(共産党国際情報局)の指示に基づく戦後の火炎瓶闘争でも、国際派に属して強硬派の所感派から距離を置き、バランス感覚を示した。党内権力確立の過程で、徳田球一、志賀義雄、袴田里見、野坂参三各氏ら「昨日の同志」は次々に追放され、宮本氏は権謀術策にもたけていた。
中ソ両共産党から距離を置く「自主独立路線」の確立、党の組織力、平和革命路線などで宮本氏の功績は大きい。自主独立路線によって、護憲・議会政党の旗を維持し、ソ連崩壊という国際共産主義運動破綻(はたん)の試練にも耐えられた。
一方で、宮本氏と共闘しながら、追放された元共産党幹部は死屍累々(ししるいるい)だ。スパイ査問事件や旧ソ連共産党からの秘密資金の取り扱い、同志追放劇の真相など多くの謎について、宮本氏は真実を墓場へ持っていった気がする。(了)
[時事通信社]
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