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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070510-00000006-nnp-l42
「なぜ」尽きぬ悔しさ 長崎市長射殺起訴 妻・十四子さんが手記
5月10日10時7分配信 西日本新聞
「夫の死を無駄にしないで」‐。長崎市長射殺事件で、暴力団幹部の城尾哲弥容疑者(59)が起訴された9日、銃弾に倒れた伊藤一長前市長の妻十四子(とよこ)さん(61)が、事件後初めて、報道各社の求めに応じ現在の心境をつづった手記を公表した。
手記は十四子さんの直筆で、縦書きの便せん3枚。早稲田大在学中に政治家を志した伊藤氏から「郷里長崎をなんとかしたい。ついて来てほしい」と結婚を申し込まれた思い出や、「その初心を忘れず、市民と共に考え、歩き、走り続けた」と1975年の長崎市議選で初当選して以来、政治家の道を歩んだ夫の姿をしのんだ。
今回の事件について「夫の築き上げてきた流れをも絶ってしまったようで本当に無念」とし、「平和都市、被爆地の長崎でなぜ」「事件の背景に何が」と悔しさと疑問を投げ掛けている。
最後に「夫の死を無駄にしないためにも、すべてを明らかにしてほしい」と訴え、長年支えてくれた市民へ感謝の気持ちもつづった。
銃撃時、事件現場そばの選挙事務所にいた十四子さんは、逃げようとする城尾被告の足に飛び付き、泣きながら、警察官が駆け付けるまで離さなかったという。
関係者によると、十四子さんら遺族は、長崎市内の自宅で、ごく親しい人の弔問を受けるだけで、静かに喪に服する日々を送っているという。
手記全文
(原文のまま)
遺族の気持
今から40年前、東京での学生時代政治家を志していた夫・いとう一長は「開港400年の歴史と文化を持つ郷里長崎をなんとかしたい。ついて来てほしい」と、目を輝かせて私に語りました。夫は、その初心を忘れず、郷里長崎のため、市民と共に考え、歩き、走り続け、市議から県議そして市長へと皆さまにお育て頂きました。郷里長崎のため、地道にこつこつ純粋に懸命に汗を流してきたその結果が「事実上の信任投票」と表現していただいた今回の4選を目指した選挙だったと思います。
その選挙戦のさなか、夫は突然、背後からの銃弾によって命を奪われました。
「核と人間は共存できない」と世界に訴え続けた平和都市、被爆地であるこの長崎の地でなぜこんな事件が起きねばならなかったのでしょうか。民主主義を暴力によって倒そうとする卑劣極まる事件の背景に何があったのでしょう。事件は夫の命を絶っただけでなく夫の築き上げてきた流れをも絶ってしまったように思い、本当に無念でなりません。
いとうは、命を懸けて郷里長崎のため走り続けていたのです。もっともっとどうか、この夫の死を無駄にしないためにも、すべてを明らかにしてほしいと願っています。
最後になりましたが、32年間いとう一長を支えて下さって、本当に有り難うございました。夫に代わり深く御礼申しあげます。
2007年5月9日
故いとう一長内
=2007/05/10付 西日本新聞朝刊=
最終更新:5月10日10時7分
[新世紀人コメント]
安倍首相は、「政治テロ」を憎むのならば、「民主主義」を守ろうとするのであれば、
「被爆都市ナガサキ」を暴力から守ろうとするのであれば、
本当にその気があるならば、
故一長氏の市民葬に代理を立てずに本人が出席できる筈ではないか。
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