★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK31 > 1257.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 突貫審議は納得できない 中教審答申 西日本新聞社説 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2007 年 3 月 14 日 22:16:51)
ここでは一年かける審議が12倍速で行われたことを指摘。選挙前に決まれば「成果」として宣伝されるのは確実。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
さきがけonTheWeb|社説:中教審答申 どたばた審議の極みだ
http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20070313az
どたばた審議の末、急ごしらえでまとめ上げた結論と受
け止めざるを得ない。
文部科学相の諮問機関・中央教育審議会(中教審)が、
わずか1カ月足らずの審議で教育関連3法の改正案を答申
した。通常、1年以上かかることからすれば、異常な早さ
である。
しかも今回は、今後の教育に重大な影響を及ぼしかねな
い審議課題がめじろ押しだった。いつにも増して慎重かつ
深い議論が求められていたのだ。
教育は100年の大計。もとより熟考が欠かせない。拙
速答申がどんな結果を招くのか。不安を覚えないわけには
いかない。
急いだ理由は明らかだ。教育改革を政策の目玉とする安
倍政権の意向に沿い、法案提出期限に間に合わせたとみて
いい。
つまり、4月の統一地方選や7月の参院選をにらみなが
ら、政権浮揚を狙う安倍晋三首相が教育改革という成果を
急いだ結果であり、当初から「日程ありき」だったのであ
る。
中教審は文科省の追認機関と批判される場合が少なくな
い。しかし、今回の答申によって、文科省はおろか、政権
そのものの下請け機関化が一層進んだといわれても仕方が
ない。
この意味は決して小さくない。その時々の政権の意向や
思惑によって、教育が度々変えられる危険性が高まったの
だ。
審議が政治的思惑で進められた分、答申の中身にも大い
に疑問が残る。安倍政権の考えを追認する格好で、国の権
限強化が色濃い内容となったのだ。
焦点の教育委員会(教委)改革では、反対意見を併記し
たものの、文科相の是正指示権が多数意見として盛り込ま
れた。
確かにいじめ自殺の隠ぺいをはじめ、教委に問題がない
わけではない。しかし、教委の機能不全はむしろ、文科省
を頂点とする上意下達の集権的構造に主因があるのではな
いか。
文科省が是正指示権によって関与を深めれば深めるほど
、教委は依存体質を強め、ますます主体性を失うことにな
る。
教員免許の更新制や指導力不足教員の人事管理厳格化も
、運用の仕方によっては、児童・生徒にとって不適格な教
員の質向上というより、学校や教委にとって不都合な教員
を排除する口実となる危うさを秘める。
国の権限強化とは詰まるところ、国による教育の管理強
化であり、安倍首相の特色である強硬路線の表れでもある
のだ。
管理が強まれば、教委や学校、さらには教員が自由闊達
(かったつ)さをなくし、委縮へと向かいかねない。そん
な状況下で学校や教員らは、主体性のある心豊かな児童・
生徒をどうはぐくめばいいのか、思い悩むに違いない。
国の関与強化によって山積する教育課題の何がどのよう
に改善されるのか、検証されなかったのはもっと問題だ。
適切な処方せんとの確認がないまま、やみくもに法改正
だけが進められるとすれば、教育再生など到底おぼつかな
い。
教育は政治的に中立でなければならない。しかも、教育
が成果を挙げるには長い年月が必要であり、度々の改変は
教育現場に混乱をもたらすだけである。この基本的な事柄
も再認識すべきであろう。
(2007/03/13 09:14 更新)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここまで)
そのとき報道は「成果」等でないことを指摘できるのか。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK31掲示板
フォローアップ: