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(回答先: どたばた審議の極みだ:さきがけonTheWeb社説 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2007 年 3 月 14 日 22:36:52)
ここでは「いじめ自殺隠蔽」「未履修黙認」などの『問題扇動』についても記述。
審議会も「改革国民会議」と張り合わされて、焦らされて見えるのは気の性か。
〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
http://www.shinmai.co.jp/news/20070313/KT070312ETI090002000022.htm
「中教審答申 存在意義を自ら損なう」信濃毎日新聞社説
3月13日(火)
教育関連三法案をめぐる中央教育審議会の審議は、異例
ずくめだった。
教員免許の更新制や教育委員会と国との関係など、教育
の根幹にかかわる問題なのに、わずか1カ月余で答申した
。意見がまとまらず、反対を併記した項目もある。政治日
程に合わせた急ごしらえの答申を出しているようでは、中
教審の存在意義が問われる。
これで審議を尽くしたとはいえない。結論を急ぐあまり
に、生煮えの法案を今の国会に提出することは慎むべきだ
。
2月に新体制が発足したばかりの中教審に諮問されたの
は、三つの改正法案だ。教育委員会制度を見直す地方教育
行政法。教員免許を10年で更新制にする教員免許法。「
愛国心」などを教育目標に盛り込む学校教育法。いずれも
教育現場に直結する重要な法案である。
伊吹文明文部科学相は1カ月ほどでの答申を求めた。参
院選をひかえ、教育関連法案を今国会で成立させたい安倍
政権の狙いを強く反映した諮問だった。
最大の争点は、教育委員会改革である。当初案には都道
府県教委の教育長人事に国が「一定の関与」をすることや
、私学への指導・助言・援助、都道府県教委への国の是正
指示権などが含まれていた。
これに対し、地方や私学の反発が強く、人事への関与と
私学への「指導」の部分は削られた。教員の人事権を市町
村教委に移譲する方針もあったが、意見の隔たりが大きく
結論を出していない。
是正指示権については「児童生徒の生命や身体の保護の
ため緊急の必要があるなど極めて限定された場合」と条件
付きで認めた。一方で、地方分権に逆行するといった反対
意見を加えている。
地方の反対の声を答申に反映させるなど、中教審は一定
の役割を果たしたといえる。しかし、専門的な立場から丁
寧な論議をする責任があるのに、あわてた論議で結論を出
し、将来に禍根を残した。
その結果、出てきたのは文科省の権限強化である。
もともと、教委改革はいじめの問題や、高校の未履修問
題への対応のまずさから浮かび上がってきたものだ。文科
省がいじめ自殺の実態を隠してきたり、未履修問題に手を
打ってこなかった責任はあいまいにしたまま、国から地方
への指導強化ばかりが目につく。
教委の活性化ならば、委員の選び方など、検討すべき点
は多数ある。上意下達の仕組みを強めても、いまの学校が
よくなるとは思えない。結局得をしたのは文科省、では何
のための改革なのか分からなくなる。
〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここまで)
それでも採決されれば法は法。
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