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http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/6898814.html より全文転載。
「らくちんランプ」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年4月5日です。本日は、2006/02/06に発行された「サマータイム制導入に反対する」 vol.191を転載します。
(以下転載)
【サマータイム制導入に反対する】 vol.191 2006/02/06 発行者:media
http://archive.mag2.com/0000144953/20060206183010000.html?start=580
◎温室効果説に対する疑問(その52)
サマータイム導入の論拠となっている温室効果(による地球温暖化)説に対する疑問を述べるシリーズの第52回目です。
今回は、一見良さそうな、でも、よくよく考えると「?」な省エネ対策を取り上げてみたいと思います。
もちろん、ネタの出処は北海道新聞です。
●結局は予測運転のエコドライブ
まずは、3日の朝刊に載った「ふんわりアクセル『eスタート』でエコドライブ!』。
“広告のページ”とあるのですが、企画製作は北海道新聞社広告局とあるので、全く責任は無いとは言えないでしょう。
講師はJAFのオジサン。
これ、一見、良さそうなこと、書いてあるんです。
アクセルの踏み込みすぎはイカン!とか。
(速度の)波状運転はイカン!とか。
フューエル・カットという機能を使って減速しろ!とか。
で、燃費が44%もアップすると書いてある。
もしその通りなら、素晴らしいことですよね。
でも、こんな理想的な運転は、自動車学校などのコースでしか出来ないことではありませんか?
知り尽くしている道でないと無理ですよね。
初めて走る道では不可能でしょう。
それに、駐車中の車のせいで車線変更が必要になったり、小路から車が出てきたり…といった予想外のことがおこることがある。
となると、やはり無理がありますでしょう。
また、雪国の場合、路面の状態もかかわってくる。
結局は理屈だけの理想論じゃん。
実際、JAFのオジサンは、「実用的でなければ意味がない。意識し過ぎず安全第一で、周りの状況に合わせてきびきび運転しましょう。」なんて言っちゃってます。
それって、あまりにもなげやり的で、無責任すぎやしませんか?
結局、これって、予測運転のことでしょう。
北海道新聞が予測運転のことをヨイショするのは、これが初めてではありません。
実は、以前にもあったのです。
「ああ、またか」という感じです。
それは、車紛問題でスパイク・タイヤの使用が禁止され、制動力に劣るスタッドレス・タイヤを使用しなければならなくなった時です。
これは良識ある人たちから顰蹙をかったようです。
そりゃあ、そうでしょう。
事故は多くの場合、「これくらいなら大丈夫だろう」という予測運転でおきるのですから。
そういう古臭いネタを、姿・形をちょこっと変えて、今度は省エネ対策のネタとして繰り出してきた…というわけです。
性懲りもなく。
●氷で苫東再開発ですかぁ?
お次は、5日の朝刊の一面に載った記事。
≪苫東の氷で 冷やせ国会≫
で、「省エネの象徴に」とあります。
何でも、苫東(苫小牧東部地域)の道産天然氷を、国会議事堂の冷房に役立てよう…という計画だそうです。
これも、一見、素晴らしいアイデアのように思えますよね。
でも、よくよく考えると、やはり「?」なのです。
まず問題なのが、時期。
今年の6月から実験を行うのだそうですが、そんな時期に、池に氷なんかはるの?
いくら北海道が寒いからって、そりゃあ時期的にちょっと無理があるんでないかい?
北極圏とかなら、ともかく…。
まさか、冬の間に切り出した氷を利用するんじゃないでしょうね?
6月まで、どうやって保存すんの?
冷凍しなきゃ、とけちゃうじゃん。
冷凍には電力が必要ですよ。
さらに問題なのが、輸送。
苫東から国会議事堂まで、どうやって運ぶつもり?
帆船は使えないよ、氷とけちゃうから。
結局、冷凍庫を備えた内燃機関の乗り物を利用しなければならくなる。
そうなれば、エネルギーが必要になり、熱やCO2が発生しますでしょう。
これじゃあ意味ないじゃん。
氷って、結構、重たいんだぞー!
“環境屋さん”の考えることって、ある面では省エネになっていても、総合的に見ると省エネになっていない…つまり、別の面で浪エネになっている場合がほとんどなんですよね。
本来、ジャーナリズムは、そういうところを指摘・追求すべきなのですが、北海道新聞はそれをやらず、ある一面だけしか報じないで、舞い上がってます。
こんなものは、ジャーナリズムとして、完全に失格です。
これって、要するに、政治的コネを利用した苫東の宣伝でしょう。
苫東開発は、典型的な公共事業で、開発が全然計画通りに進まず、長年、北海道のお荷物になってきた代物です。
とにかく、こんなもので「省エネ」をうたわれたのでは、たまったものではありません。
道内の産学関係者でつくる団体がやっているそうですが、これでは、北海道の「学」のマヌケぶりを、全国、さらには、全世界にアピールするようなものです。
まぁ、冬の北半球でとれる氷を、気球でも使って、夏である南半球に輸送し、冷房に役立ててもらう…とかいうのなら、まだ話はわかるのですがね。
もっとも、これでさえ、技術的には極めて「?」な話なのです。
現実は、インテリ・オタクたちの理想通りには、なかなかいかないものなのです。
●健康食品との類似性
“環境屋さん”たちの宣伝を見ていて、思わず連想してしまうのが、健康食品のそれです。
良いとこばかりを強調する。
それも、かなり大げさに。
しかも、不安や恐怖を煽る。
時には、有名人を利用しちゃったりもする。
ソックリやねん。
要するに、同じ種類の人たちがやっている…ということでしょう。
そして、同じレベルの人たちがひっかかる。
それって、そんなに自慢できることなのでしょうか?
発行者:media( mediawoutagau@yahoo.co.jp )
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(転載終わり)
スパイラルドラゴン拝
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