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(回答先: 日本国憲法無効宣言 渡部昇一 南出喜久治 でました! 【憲法新無効論解説書】 投稿者 inosisi80 日時 2007 年 4 月 17 日 14:47:45)
>inosisi80さん こんばんは
>【少し考えればわかることですが、憲法の上層にはそれぞれの民族のたどった歴史に固有な価値体系が広がっており聖なるものと俗なるものとの領界に明文憲法が位置していることが理解できるはずなのです】
というのが、inosisi80さんのHPでも主張されている。inosisi80さんの主張のコアと判断しました。
まあ、簡単に言えば「大日本帝国憲法」こそが、日本の歴史が結集された憲法であり、日本の文化・文明は「敗戦による迷走から脱して、原点に回帰すべき」と言うような事でしょう。
で、その帰順先は「お父さん、お母さんを大切にしよう。地球は一家、人類は皆兄弟」(人類の棟梁たる天皇の下に、規律ある、祖先を祭る国になろう)というような感じでしょうか?
でも、少し勘違いしていないでしょうか?
http://www.kodai-bunmei.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=124869
を読んでもらうと分かるかもしれませんが
【五徳=五常(仁・義・礼・智・信)】は儒教の方から来ています。
朱子学なども含むと【(忠・孝・悌)】なども含まれますが、現在の日本における美徳の思想は主に「大陸からの思想」であり、基本的には江戸時代以降に根付いた「美徳」でしょう。
戦国時代は「親を殺し」「兄弟を殺し」「人質として預けた、母や姉や妹、娘など」を見殺しにした「戦略、謀略に明け暮れていました」
織田信長などは「道徳心」など欠片も見えず「第六天魔王」と自他共に認めたと言われています。
「大日本帝国憲法」は「日本の文化・文明の結集」ではなく、時の権力の思いつきで作られたと見るべきでしょう。
憲法というのは「成立した時代の写し鏡」です。
大抵は「時の権力」が「自分の都合の良い」ように作ってしまいます。
本来、憲法というのは「国民の総意を持って、国民の願いを条文にする」のが正しい作成法だろうと思います。
GHQが押しつけたと言われる「日本国憲法」ですが、どこにも「GHQ」もしくは「アメリカ」に絶対服従せよとは書いてありませんよね。
仮に大日本帝国が戦勝国として「相手に憲法を押しつける場合」には「天皇を敬う事」という事は名文化される事が予想されますが、日本国憲法には「主権在民」「戦争放棄」「人権主義」が謳われているだけで、戦勝国のエゴは感じられません。
民間の憲法学者が「土台」を作り、権力のエゴを極力取り除いた「生活者・庶民」の憲法だからだろうと思います。
実際に憲法を作る時「時の権力」が介入してしまえば「権力に都合の良い方に流れる」のです。
「本当の意味で良い憲法」は「その憲法に全く利害関係の持たない人が、自由な発想で理想に基づき、どうすれば、憲法下の人が平和に暮らせるか?を真剣に考えた上」で作るのが「一番妥当」になるでしょう。
憲法に「利害関係」が有り有りの「権力者」には公平な憲法など作れません。
「明文化されていない不文な部分」とは「どれだけ、権力サイドに傾いて、在民を無視しているか?」というような「真理を、どれだけ取り入れるか?」という意味でこそ意味があるのだろうと思います。
その意味で「明治時代に権力サイドが権力に都合の良いように作った帝国憲法」
より
「戦勝国が、戦勝国の都合を放棄した上で、日本国の発展を願って作った日本国憲法」
の方が「完成度」「理想面」「成立面(=国家権力の不関与)」で優れており、時代的にも正しいと言えるでしょう。