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この現憲法を守るにしても、無効宣言にしても、改憲にしても、その理由があまりにも入り混じり、意見の相違のポイントがボケすぎていて、また、あいまいだと思う。
憲法は色々な分野のことを含む。
天皇制、人権規定、そして戦力規定、国会、政治制度などだ。
それぞれに対し、色々な意見があるし、不備があったりするだろう。
問題は現憲法そのものより、その中に含まれる、戦争放棄、戦力不保持に賛成なのか 天皇制はどうなのか、この人権規定でいいのか、付け加えるものはあるのか、など、問題をもっと 個々の内容にしぼって議論すべきだ。そしてその中のひとつに 現憲法の制定過程も含まれていいと思う。9条賛成だからといって、制定過程はおかしい、という意見があって当然だし、この場合、押し付け憲法だからと言って、9条を変えたい というわけではないだろう。
それなのに、今は アメリカからの押し付けと唱える人に対し、戦争できる国にしたいのか。という決め付けがおこなわる勢いである。
そうではないだろう、伝統という考え方をもっと入れていい、というからと言って、戦争のできる国にしたいとか 人権を抑制したいなどとは又別だ。また。「伝統」といったって、明治になっての儒教の教えそのものを考えるものと、もっと長い目で見、庶民、つまり農民の伝統を中心に主張するもの もあるだろう。それならそれで、もっと伝統とは何か と論じなければならない。
私など、日本の心とまでいえる、米や大豆生産を国、またはこの島の民族の心そのものを見なし、憲法に100%自給と入れて欲しいと思う。
そして、人々の命の源である海や山の生産性を守る為、汚染や破壊をなるべく禁止するなど(うまい言い方がわからないが)のことも入れて欲しいと思う。自然の恵みあっての人間の命だろう。
戦争反対といったって、なぜ戦争が起ったのかを考えれば、それは別に天皇がいたから、でもなければ、君が代のせいでもない。士農工商えたひにんの階級制度のせいでもない。(だからいいとは言ってない)
近代化、工業化に伴う、エネルギー、土地、労働などの奪いあいだろう。
そう根本を考えれば、戦争放棄という条文より、エネルギーや食料、労働の自給自足 を入れた方がよっぽど効果的ではないのでしょうか。
とういことで、この板がいいのか、議論板がいいのかわかりませんが、とりあえず、一番問題になっている戦争放棄、戦力の不保持をどうすべきか、というポイントのみで、皆様の意見を聞きたいし、議論をしたらいかがでしょうか。
この掲示板の中には、アメリカ追随に反対する人の中でも、意見がわかれていますね。
真の独立をはたすために、(つまり、アメリカから真の独立をするために)戦力をもつべき という意見もすくなからずある。これは、9条をなくすとアメリカ権力者のために日本人を兵士として殺す(そして、殺人をさせる) という意見とはその前提が違っている。
日本が戦力を保持することが、真の独立につながるのか、どうか、こういう議題ときちんと立てて、様々の意見を聞かせて欲しい。
こういう議論をする際、今の憲法が押し付けか、どうかはおいておいて欲しい。
もちろん、アメリカ追随した方がいいから、9条がいる、またはいらない。という意見があってもいいだろう。
こういうふうに議論のポイントをしぼって 議論しましょう。
変える、変えない が先にあるのではなく。