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(回答先: 日本人の幸福のためには、戦力は持つべきか、放棄すべきか。アメリカ追随が悪いなら、どちらがいいのか。 投稿者 東京音頭 日時 2007 年 3 月 25 日 10:13:39)
>東京温度さん こんにちは
ご意見は「正しい認識」だろうと思います。
ご意見を要約すると
【成立過程などより、個別の案件について議論すべき】というご意見であり、間違ってはいません。
しかし「成立過程」を最大の論拠の一つにしているのが「改憲派」なのです。その中に「現憲法無効論」もあります。
「護憲サイド」としては「対抗するために対応している」だけですから、「成立過程」も「問題ない」と論証せざるを得ないという「受け身」です。
改憲派サイドが「旗を降ろさない」限りは、護憲サイドは対処せざるを得ないから、提案は不可能です。
>【エネルギーや食料、労働の自給自足 を入れた方がよっぽど効果的】
との事ですが、これは事実上不可能との事です。これは、２０年くらい前に聞いた事で検証はしていませんが、日本の国土では「一億人の人口は養えない」という研究結果があるそうです。日本全土を芋畑にして得られるカロリー量では、一億人の人口が活動する量は得られないというのが結果だそうです。
つまり、日本は「自給自足」ではなく「貿易立国」以外の選択手しかないと言うことです。
まあ、戦争という手段を含む「人口調整」とか「強制的海外移住」という政策で、人口を減らし、国民に「食料生産」の職種強制を行えば、絶対不可能とは言えないでしょうが、そのためには「人権憲法」を破棄する必要があるでしょう。
>【一番問題になっている戦争放棄、戦力の不保持をどうすべきか、というポイントのみで、皆様の意見を聞きたいし、議論をしたらいかがでしょうか。】
ここは、未来の世界は「どのように進むべきか？」に大きく関わっています。
すべての国が「戦争放棄、戦力の不保持」をするのなら、戦争はあり得ないですから、当然ながら「戦力の保持は無駄」であり、その分の資金を「福祉等に活用できる」のですから、ここは、後退させるべきではありません。
「日本国民の義務」よりも「世界人類としての義務」として、ここは堅持するべきでしょう。
それは「理屈」であり、自衛権は明記すべきでは？という意見はあるでしょう。
しかし、現憲法でも「自衛権は否定していない」という解釈があり、事実として「自衛隊・防衛省」は存在しています。
改憲を叫ぶのなら「今の状況が憲法違反である事を認め、罪を精算してから」になるだろうと思います。
それを、行う必要がないのなら、改憲も「９条改正」という視点に限れば「改正する必要性がない」と言うことになるでしょう。猿でも分かる理屈です。
>【真の独立をはたすために、（つまり、アメリカから真の独立をするために）戦力をもつべき という意見もすくなからずある。】
これは、裏返せば、アメリカと戦争になっても負けないだけの戦力を所持しろ。と言うことです。国力的に不可能でしょう。
それと同時に「緊急の際にはアメリカの支援なしで、自国だけで解決できる戦力を保持するべき（親分に手を掛けさせるな）」と言う意味もあるでしょう。
しかし、この場合は「仮想敵国」と「攻撃方法」が示される必要があります。
フィリピンとかハワイあたりの難民部族が「住むところを求めて、竹槍武装して、日本に攻めてきた」のと「中国から核ミサイルが飛んでくる」のでは対処法が違います。
実際問題として、日本の軍事費は世界でも五指に入るという代物です。
少し減らすべきであり、強化する必要性は希薄だろうと思います。
http://www.shimonoseki-cu.ac.jp/~shimoyama/akama-13.html
とか
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-04/2005070402_01_1.html
を参考にしていただけると分かるでしょうが、日本と対等に戦えるのはアメリカと中国くらいだろうと思っています。これは軍事費から判断すればです。
仮に戦争を危惧するのであれば、相手を刺激しないのが優先される事でしょう。
「窮鼠猫を噛む」ではないですが、日本を「敵であり驚異だ」と感じさせることで「相手も牙を抜きます。」
これは、アメリカの子分としてかもしれませんし、日本自体が暴力的だとの認識からかもしれません。
そのように「感じさせる要因」を少なくする事が最善でしょう。
憲法を「改正」して、軍事大国の道を選んだと評価されるのが、愚の骨頂と言えるでしょう。
憲法改正（戦争のできる普通の国となる）事で、相手国も警戒し軍事力の増強をする。
となれば、悪循環に陥ります。
その中で「国民の生活は疲弊・困窮」していきます。
「百害あって一利なし」とはこのことです。
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