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(回答先: Re: 結局、分からないということ?>分かりませんが、推理する事は出来ます。 投稿者 考察者K 日時 2008 年 1 月 07 日 07:03:57)
論点をペンタゴンに絞りましょう。そうしないと話が拡散してしまいます。
>公的機関が必要以上に「情報を開示しようとせず、むしろ隠蔽している」と思われる節があります。
素朴な疑問として私も同じように考えたことがありました。しかし、政府にしてみれば、陰謀ではないことを証明するためにすべての情報を公開する必要性を感じなかったから公開しなかった、とも考えることもできます。陰謀論が国民の多数を占め、政府の立場が危うくなるほどであれば公開するでしょうが、「陰謀だ」という批判に対してそれに反論するためにわざわざ政府が公開するとは思えません。
ペンタゴンに突入したのがB757にしては、写真に写っているエンジンは小さすぎる、だからB757ではなくグローバルホークや巡航ミサイルのたぐいだ、と主張する人たちがいますが、私が前の投稿で載せたリンク先の説明を読むと、事はそう簡単ではないことがわかります。
http://www.aerospaceweb.org/question/conspiracy/q0265.shtml
ジェットエンジンの構造に詳しくない普通の人たち、ジェットエンジンの構造については素人の人たちが、現場の写真を見て、「写真のエンジンはB757のエンジンではない」と主張することがいかに可笑しいか、この情報を読むとよく分かります。私も含めて素人は、B757のジェットエンジンなら写真よりもっと巨大なはずだと誰もが思うでしょう。しかし、実際にはジェットエンジンの構造は複雑で、前から見える巨大なファンはエンジンのごく一部であり、それよりもかなり小さなファンがいくつも組み合わされた構造になっています。
陰謀だと主張する人は、私と同じようにジェットエンジンの構造については素人で、専門家に説明を求めることもせずに、単純に素人の感覚で「これこそ陰謀の証拠」だ、と主張しているのでしょう。軽薄というしかありません。
また陰謀をとなえる人たちはB757が激突したにしては、ビルの破壊の程度が狭すぎる。したがって激突したのはB757ではない、とも主張しています。本当にB757が激突したにしては、ビルの破壊の程度が狭すぎるのでしょうか。
ここでアメリカ土木工学学会発行の「ペンタゴンレポート」のPDFファイルのURLを載せます。
http://fire.nist.gov/bfrlpubs/build03/PDF/b03017.pdf
このPDFファイルの28ページ目に、激突でできた穴の横幅を27メートルとしています。ちょうどB757が水平方向45度の角度で衝突した場合にできる穴の幅より一回り長い横幅となっています。
さらに、最初の投稿であげた写真の手前に比較的大きな金属製の物体が転がっているのが分かります。その物体をよく見ると、塗装されていない金属のうえに白い縁取りで赤い塗装がされているのが分かります。この塗装は直線てきではなく、U字型に湾曲しています。B757の機体の前方部分の側面には白い縁取りの赤い大きな字で「American」と文字が塗装されています。この転がっている金属製の物体は、「American」の文字の一部分と考えられます。
また、陰謀を主張する人たちは、ペンタゴンに激突する瞬間を捉えた画像が、激突する直前の画像がないことを理由に、証拠隠滅だと主張している人もいるようです。
実際には、その画像は1秒間隔で撮影する防犯カメラであり、したがって激突する直前の画像がなくても「証拠隠滅」とは言えません。それどころか、その画像には激突する寸前のB757の機体が捉えられています。先にあげたアメリカ土木工学学会発行の「ペンタゴンレポート」の13ページ目のFigure 3.3でその場面がApproaching Aircraftとして指摘しています。Figure 3.3には巨大な垂直尾翼も確認できます。優にビルの1階分はありそうです。45度の角度から突入したため、日陰になり黒いシルエットとして認められます。
以上を総合して判断するなら、陰謀論を持ち出さなくても事態の説明はできるということです。
最後に、考察者Kさんは、ユナイテッド93便では機体の残骸がない、と言われていますが、実際には機体の残骸もブラックボックスも見つかっており、もちろん遺体の肉片も見つかって、回収された遺体の40%は身元の確認ができています。
実際の墜落現場の写真が以下のサイトにあります。機体の大部分は土中に埋まってしまっていますが、掘り返したところエンジン部分が現れたことが見て取れます。
http://www.911myths.com/html/flight_93_photos.html