★阿修羅♪ > 雑談専用28 > 130.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 死刑論:「犯罪抑止という利益」と「裁判制度への不信」という立場の拮抗があるのみ、死刑が、善か悪かという問題以前に 投稿者 乃依 日時 2007 年 12 月 15 日 02:31:38)
>乃依さん お久しぶりです。
不完全な人間の作った裁判制度には問題点があるのはある意味では当たり前です。
これは、死刑廃止とは直接関係はないのですが、三権分立のはずの司法においても「権力に媚びる」という部分が見受けられますし、判決が恣意的と思われるような場合もあるようです。
凶悪犯罪の弁護人になったという事によって、「地雷を踏んだ」というような「不幸」を受けると言う事も「弁護士のリスク」としてあるようです。
本来は「どのような案件の事件」であっても「弁護士・検察・裁判官は公平な第三者という意味での立ち会い者」というのが「建前」です。
それを「多くの大衆が理解しようともしていない」と言う事でしょう。
「罪を憎んで人を憎まず」の真逆なのですが「人という対象物に憎しみを向ける」のが「簡単で安易」なのです。
「裁判制度の未成熟」という物は「改善が必要」でしょうが、ここは「永久に完成はしない」だろうと思います。扱う者達が不完全な人間という生物であるからです。
右派、左派が「角を突き合わせている」だけの現実を見ても「万人が納得できるような判決」など出せないでしょう。
裁判というのは一回判決を出すごとに「敵(不信者)を生み出していくリスクを伴っている」のです。その不信は「制度」「個人(裁判官など)」に転嫁されていくのでしょう。
仮にこれを「無くす」には「全てを論理思考のみで割り切る機械(コンピュータ)」に割り切らせるようにでもしなければ駄目でしょう。
そのプログラムを組むのは人間ですから、どこまでの物が出来るのかは疑問ですが、「不公平」とも言える「不当に軽い判決とか重い判決」という意味のアンバランスだけは「解消される」でしょう。
で、問題はプログラムの中に「死刑という判決」を出す機能を組み入れるべきか?否か?
です。
自分の「性的欲求を満足させるためだけに幼児誘拐殺人を計画的に繰り返した」というような「変態」がいたとして「病気」として「保護する」のが妥当か?
「日本征服を企むバカ」がいたとして、テロ的無差別大量殺人をした末に逮捕されたとして、精神鑑定においては「正常な値を示した」として、「バカだから」という理由だけで「許して、以後生涯監獄で保護する」のは妥当か?
おそらくですが、機械に割り切らせれば「ある一定の量刑以上は、何をやっても、病院で生涯保護、か、監獄で生涯保護」で打ち切りにするか、「死刑」を打ちきりとするか、の二者択一の「最高量刑をどこまでにするのか?」しかないでしょう。
これ、小難しい哲学でも何でもなく、「論理的思考が出来るなら小学生でもできる判断」でしょう。