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皆様、こんばんは。
死刑を廃止することは、いわゆる「奇麗事」であろうか?
「被害者の親族の恨みを晴らせ!」
「自分の身内が惨殺されても(死刑廃止を)唱えられるのか!」・・・etc.etc.
確かに、犯罪被害者の近親者や友人その他の方々の無念は慮るに余りある。
しかし、私は聞きたい「加害者を殺せばそれで満足ですか?」と。
私が犯罪被害者の親族なら、犯人を死刑にしたのでは物足りない。死刑にしたくらいで許せるものではない。
なぜって、犯人を死刑にしたところで、殺された愛する人は帰ってこないからである。
死刑など生ぬるい。
私なら、加害者には残りの人生を苦しみの中で懺悔と償いで過ごさせたい。
毎日、毎時間、毎秒、自分の犯した罪(=殺人)と向き合わせて「取り返しのつかないことをした」ことを骨身に刻ませるのである。
それは簡単に死刑にしてしまうよりもつらい人生である。
困苦と慙愧の余生を送る機会を加害者から奪う死刑に対して反対を唱えるのは、決して奇麗事ではなく、
「死刑なんぞで簡単にこの世の中からオサラバできると思ってもらっては困る」
からである。
殺人犯に「死んだほうがましだ!」と言わせるだけの、死刑より苦しい余生を過ごさせねばならない。
少なくとも私はそう思う。