★阿修羅♪ > 雑談専用28 > 115.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: Re: 死刑廃止は綺麗事か? 投稿者 如往 日時 2007 年 12 月 13 日 02:22:03)
如往さんご推薦の「非処罰プロジェクト」、私の頭では読み終わるのを
待っていたら今年も終わってしまいそうなので(笑)、ちょっとその前に
書いておきたいことを書きます。
ある人が私に、こんなふうに怒っていました。
「僕はずっと、人を殺した犯罪者は自分の命をもって償うのが当然だと思って生きて
きたし、今でもそう思う。
何年か服役したら普通に社会に戻って生活しているなんて考えると許せない。本当に
人を殺して反省していると云うのなら、恐ろしい罪悪感に苛まれ、普通に生きること
なんてできるわけがない。
僕なら死をえらぶ。尤もその前に、僕は人を殺めることなんてできないけど。
もう17年位前に1ヶ月に及ぶ監禁の末殴り殺されコンクリートに埋めて捨てられた
女子高生。あの事件は陰惨だった。でも今あの事件に関わった加害者共(主犯格以外)が
服役も終えて、普通に社会に混じって生活しているらしい。僕には信じられない。
と思ったら、その加害者のうちの一人が新たにまた監禁事件をやらかした。どうしよう
もない。
なにが服役?なにが審判?
僕は人の命には命をもって贖罪するのが当然のことだと思う。それでも許され
ないが、それ以外に謝罪のしようはないと思う。」
私はこの人は良くも悪くも普通の人なんだと思います。「その前に、僕は人を殺める
ことなんてできない」と言ってるあたりがね。これ聞いた時は私は答えにつまったから
それっきりだったのですが、改めて考えてみると「人の命には命をもって贖罪するのが
当然」と固く信じきっているところはやはり疑問を感じます。
ただそれを突破するためには、死刑云々だけでなく、そもそも犯罪とは、裁判とは、
刑罰とは、服役とは何かとを総合的に考え直さなければいけない、と思います。例えば
上記の事件の例のように、服役中に再犯をやらかすこともあるわけで、いったいそいつ
は刑務所で何をしていたのか、刑罰とは何のためにあるのか、私たちはもっと知識を
得て考えなければならないのでしょう。