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世の中、変な方向へ流れている。
【朝青龍は2場所出場停止 “仮病疑惑”に厳罰 [産経新聞] white】
http://www.asyura2.com/07/news5/msg/534.html
を、多くの人はどのように思うのか?
Kは「仮病」と結論されたのなら、罰も仕方ないと思うが
“仮病疑惑”の段階での厳罰は間違っていると思う。
相撲は格闘技、サッカーより「腰に負担があるスポーツ」ではない。
帰国した母国で要請されれば「多少の協力」をするのは人情でもあろう。
「引退して現役の活躍に寄生している」という部分もある「権威」が、権力を誇示するかのような「体質」は、現役の時の苦労を考慮しても「封建的過ぎる」と云う気もする。
事実として、朝青龍の出場しない「前売り券」には、早くも「払い戻し」の問い合わせも出ているようである。
現役を引退した時点で「現役に食わせてもらっている隠居の身」なのである。
「食わせてもらっている上」に「権力を振り回す」のはいかがなものか?
という見方も一方には成立するだろう。
前置きは、この程度にして本論に入ろう。
「公開入札こそが正義」という「呪い」があるのだろうと思う。
確かに「入札価格は低ければ、出費は少なくて済む」
公共機関の場合には「税金の歳出が減る」ので、庶民の税負担も減るという理屈は「成立」するような気もする。
でも、多分、この方向では逆なのだろうとKは思っている。
公開入札制度が固定化すれば「企業は価格競争に勝つための努力」をするだろう。
で、行き着く先は「人件費に依存したコストダウン」である。
給与が下がる→購買能力が下がる→税収が落ち込む→他人の庭は広く見えるという心理状況になる→ミスなどの、あらゆる口実から、他人の給与を下げたいという心理状況が生まれる→思わぬ事で、給与が下がる状況になる→給与が下がる
多分であるが、これは「脱出不能の悪循環」になるのだろうと思う。
で、究極まで行った「緊縮財政社会(社会全体がコスト主義になった状況)」では「1000兆円超え」と言われている「累積財政赤字」が重く圧し掛かるのである。
赤字という分子は膨らみ、社会の経済という分母が減るのだから、これでは重税感は増えるばかりであり、実際に「国債の利払い分」は「どれほど公務員を削減しても削減できない」のだから、給与が減って所得税収が落ち込めば「増税せざるを得ない」のだろう。
既に「膨大な累積財政赤字」や「毎年支払われる国債利払い分」という分子の負の財産があるのだから、社会財政は「分母を膨張させる」くらいの方向で考える必要があるのだろう。
政府の方針としては「公開入札」しながらも「人件費に依存したコストダウンをしている企業には是正勧告をする(=1番安い価格の企業は調査した上で落札とする)」くらいの工夫が必要となる。
もっと極端に言えば「利潤における職員給与の比率が高い企業に落札させる」のが、一番「景気には良い」のだろうと思う。
物事は「一方から見るのではなく、色々な角度から見るようにしないと、単に流されるだけ」である。
流される方向が良い方向なら「それでも良いのだろうが」
大抵は「他人への優しさが失われる(自分に余裕がないと陥りやすくなる)」と云う方向になる。
Kはその方向が良いとは思えない。
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