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世界中の金融市場が軟化している。
各国の、大手銀行がサブプライムがらみで数千億円単位で損失計上している。
不動産債権が証券化されているということは、その債権を(他の債権とチャンポンにして)金融市場で売買するすることができます。
不動産価格が上昇し、利子が支払われている間は、
社債のように、元売価格を100パーセントとする、101パーセントとか、105パーセントとかで取引されると思います。
担保となる、不動産価格が下落し、利子の支払いが遅滞するとなると、その証券の価値が下落し、信用度ランクによりますが、かなり低い価格で
「商い」されているようです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1413159559
http://www.markit.com/information/products/abx.html
「証券が紙くず化」したというのは、
BBBという低い信用度の債権パッケージですが、最高値100までつけた証券が20(ドル?、パーセント?)以下で売買されている事を指すのだと思います、しかし、「まだ紙くずまでには化けていない」です。
(最高値一億円まで伸ばしていた投資が二千万円に化けてしまったことです。)
市場の興味は、誰が、いつ、どの値段、どの数量で、買いに出るかということだと思います。
BBCニュース (11月5日)に、
「立ち退きの波がアメリカに押し寄せている」とのタイトルの記事があります。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/7070935.stm
この記事によると、
立ち退いた家の多くは、銀行や、抵当権を所有している投資集団(基金)が所有しているようです。訳しませんが二番目のセンテンスにご注目(foreclosure立ち退き、on behalf of の利益のために)。
Many of these homes are now owned by the banks and investment pools owning the mortgages, and the company making the most foreclosures in Cleveland is Deutsche Bank Trust, which acts on behalf of such investment pools.
といっても、きちんと家屋を管理しているようではなく、
空き家が犯罪に使われないようにするための撤去作業費は、この記事の舞台、クリーブランド市の場合、100億円以上の税金がかかるようです。
なぜこんなことが起こってしまったか調べてみると、
アメリカの不動産は、(この記事を信用すると)、年7・8パーセントほどの価格上昇が期待できるようです。
http://www.coloradosky.com/usrealestate.htm
歩合商売のブローカーのセールストークを以下のように想像します。
頭金20パーセント入れて、後は家賃程度の利子を払っておくだけでいい。
安い「(おとり)利子」が終わる二年後には、不動産価格が15パーセント上昇している。そしたら、その家を売って、新しい家を買い、またローンを組めばいい。
しかし利息が払えず、しかも不動産が下がった場合は、、、、??
ローンの組み手が失うもの、家、頭金、引越しをするので近所の人たち、誇り。
その不動産が、購入価格以下で競売された場合、借金を背負うことになる。
利子の支払いは、「家賃の不支払い」で多くはチャラになるので、損失とはいえない。
素人の「私」が調べたことです、間違っていたらごめんなさい、そして指摘してください。