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(回答先: Re: サブプライムローン危機について調べたこと 投稿者 まとおせ 日時 2007 年 11 月 12 日 15:47:01)
まとおせ さん有難うございます。
今回のサブプライムローンは完全に欲の皮の突っ張った人がやられたという感じがいたします。そしてこれからの金融商品のターゲットになるのは小金を貯めている人たちではないかと今回の事件から感じました。
また今回の事件で感じられたことはユーロ圏が相当被害をこうむったということではないでしょうか。なぜそうなったのか素人考えですが機軸通貨になぜか関係があるような気がいたします。
今までのドル一本やりの機軸通貨の時代が終わり、ユーロの機軸通貨がドルに変わるものとして登場してきたのが背景ではないでしょうか。ドルからユーロに乗り替える。そこにはドルとユーロの両替が発生するわけです。ユーロ圏ではユーロを増刷し、ドルを抱え込むことになる。そこからドルの運用先としてリスクはあるが格付けは高いといわれた住宅証券に手を出した。
このように考えていきますと経済を知っているかのように話す経済学者、また金融専門家(財務省トップ)といえどもなんら経済はわかっていないように感じますが。
はたしてこのような人たちに世界経済を任せていいものか不安になります。世界的に基軸通貨というかたちの流動性が高まったこと、それと同時に時代の中で開発されてきた、数値制御装置つきののロボット化という機械さえあれば誰でも大量生産ができる状態が、一部の先進国の人たちに資源の無駄遣いと知りながら消費経済を煽ってきたこと。そこには開発途上国の低賃金を目的として有り余った金が途上国に流れていったことから貨幣の流通量が多いにもかかわらずインフレにならなかった根拠があるのではないでしょうか。
一度市中に下ろされた貨幣(国債・財務省証券もここに入る、これらは売却された時貨幣流通量の増大となる)は財もしくは労働の交換の仲介物であり、その貨幣数量は減少していかない。やがて途上国に必要とされなかった資金は限られた資源の先物買いの資金へと向かうことになります。
我々庶民は周りの物価が値上がりするにもかかわらず、保存の利かないものに手を出すわけにもいかず、資源関係からくる値上がりに手も足も出せない状態に陥っているわけです。つまり金融関係を動かしている一部の金持ちに経済が動かされているかたちになります。このようなわけでますます格差が広がっていく時代に現在は突入していることだと感じます。