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副島隆彦「リチャード・ヴェルナー氏は、…南部ドイツ=ババリアの出身でして、だからドイツ保守派です。が、ロンドン大学日本語学科に行っています。このころからNYのロックフェラー系にくっついたのでしょう。それから、日本に来て日銀や大蔵省の金融研究所に在籍しています。今は、上智大で教えているそうですが、とあるアメリカ系?の特異な新興宗教に加わっていることで知られています。
日本の日銀は、創業以来…、パリ・ロスチャイルド系が早くも幕末に渋澤栄一を育てて、彼を通して、日本に種を植えた。それ以来の骨がらみを相克を、ヴェルナー氏は、あの奇妙な「円の支配者」という意味不明な本に書いたのでしょう。彼の日銀への異常な反感と憎しみが、私にはまだ完全には解読出来ません。しかし奇妙な役回りの人物です。本来、ドイツ南部イエズス会の系譜である上智大学にいるとも錯綜しています。
今の日銀は、福井総裁が、生え抜きの日銀マンですから、欧州系なのに、アメリカのロックフェラー系に、ボロボロに押しまくられて、また10兆円も「円売り・ドル買いという、円高阻止」という名の、実は、米国債(外債)を、”買いオペ”してしまいました。いやはや、どこまで金融属国をやらされるのか、と私は暗澹とします。…あとは貴兄のご自分の判断です。」(03/10/09)
副島隆彦「私も貴兄と同じく、リヒャルト(リチャード)・ヴェルナー氏の日銀批判を理解出来ます。私が、リヒャルト・ヴェルナーさんに大きな異論があるのは、彼は、もともとはドイツ保守派であり、ドイツ人としての立派な反米魂を持っている。それなのに、どうしてロックフェラー派の手先になって日本くんだりにまで流れて来て、そして、日本の中央銀行叩きに血道を上げなければならないのか。ここが、私がヴェルナーという特異な人物に対する根源からの異論です。
ニューヨークの金融ユダヤ人たちこそは、世界にとっての諸悪の根源だろう。そこを叩かないで、どうして、偉そうに、日本という東アジアの従米の一属国の、アメリカの官民合わせた大攻勢、大謀略によって、ぼろぼろにされて可哀想になりはてた金融システムのことをそんなに批判できるのか。ここが問題です。」( 03/10/16)
〔仁王像コメント〕
議論に落ち着きがなく、屈折している。ヴェルナー氏の一連の著作の内容を深く吟味することなく、いきなり氏の氏(うじ)・素性に話が飛び、ロックの手先だと当然のごとく言ってのける。ウソっぽい。少なくともこの文章のみでヴェルナー氏が「手先」だとの論証をしたとは思えない。その根拠を、教授は文章化しづらいある種の感触を持っているのかもしれないが、一般の読者には皆目検討がつかない。(論議の中身でなく、その言論人の氏・素性・匿名性をもっぱらの槍玉に挙げ、論議全体を葬ろうとする傾向も教授のクセの一つ)。
ヴェルナー氏の一連の著作を、筆者は評価するものであるが、その代表作である『円の支配者』を、教授は「日銀への異常な反感と憎しみ」という受け止め方をするところに「異常性」を感じる。他方、「ヴェルナー氏の日銀批判を理解出来(る)」と相反したことを言う。「アメリカ系?の特異な新興宗教に加わって」などと搦(からめ)手からの思わせぶりな言い方は、誉められることではない。「卑怯」と受け止められても仕方ない。
教授がすべきことは、大手門の方から氏の一連の著作の「おかしな処・間違っている処・悪質なすり替え」を教授の言う世界基準の政治・経済学で具体的に暴くことであろう。その過程からヴェルナー氏の「手先ぶり」が自ずから浮かび上がってくるというもの。人は縁があって、外国で言論活動をすることもあろう。日銀の罪状を具体的に暴いたのは、教授を始めとする日本人ではなく、ヴェルナー氏に負っていると考える。
また、教授は著作のどこかで「(米国の圧力に抗している)福井を顔とする日銀が好きだ」という意味のことを言っているが、逆に、そこにこの教授の「特異性」を見てしまうのは筆者のみか。ロス茶とロックが裏で戦略的同盟を結んでいるなどという発想は皆無なのだろう。(粗捜しをしているのでないことは、お分かりだろう。日本には「腹の立つことを言う人にこそ感謝すべし」という教えがあることを最後に記す)。
日銀はいつからロスチャイルドの闇の世界の支配を許したのか
http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/526.html
投稿者 仙経顕聖 日時 2007 年 5 月 10 日 22:10:38: