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□東海呼称問題:韓国、「東海併記」提案見送る方針 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070508000009
記事入力 : 2007/05/08 08:20:04
東海呼称問題:韓国、「東海併記」提案見送る方針
7日(現地時間)にモナコで開幕した国際水路機構(IHO)総会で、韓国政府は地図制作の指針書「大洋と海の境界」に東海を日本海と併記するよう求める提案を行わない方針であることが分かった。
外交消息筋によれば、韓国政府は東海併記を提案した場合、今回の総会で過半数の得票を得る可能性がないと判断し、東海併記の提案を行わないことにしたという。その代わり韓国政府は、東海呼称問題を5年後に開かれる次期総会で決着する案を提示するものとみられている。
韓国政府の当局者は「IHO総会で東海呼称問題が表決にかけられる可能性は低いが、一部加盟国がこの議題を緊急上程する可能性にも備えている」と明らかにした。一方、現在使用されている「大洋と海の境界」に日本海が単独表記されている日本は、現地の雰囲気ではいまだ何ら目立った動きを見せていない、と消息筋らは伝えた。
なお、IHO総会は9日午後、「プログラム検討」の時間に「大洋と海の境界」改訂版の発行や東海呼称問題について協議する。また11日には、日本水路協会の西田英男専務理事が出馬するIHO理事会選挙が実施される。
李河遠(イ・ハウォン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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□【社説】東海呼称問題、最後まであきらめてはならない [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070505000013
記事入力 : 2007/05/05 10:28:47
【社説】東海呼称問題、最後まであきらめてはならない
東海の呼称問題を論議する国際水路機関(IHO)総会が、7日からモナコで開かれる。IHOは、世界の海の区分や名称を明記する海図集「大洋と海の境界」の製作を担っている機関だ。この海図集が、1929年に作成された初版から1953年の第3版にわたって東海を「日本海(Sea of Japan)」としてきたため、世界各国の地図もこれに基づいて東海を日本海と表記してきた。
IHOは韓国がこの「日本海呼称」の問題点について指摘したのを受け、2002年の総会で「大洋と海の境界」の第4版からは「日本海」という名称を削除し、空欄のままにする案について、加盟国の間で表決するとしていた。ところがその後の日本による激しいロビー活動がIHOの態度に影響し、結局決定から1カ月後に投票そのものが中断されてしまった。その5年後の今回、またも韓日2カ国が東海呼称問題をめぐり激突することになった。
韓国側は、「東海」と「日本海」を併記するか、それが無理ならせめて空欄にすべきとの立場だ。東海は18世紀まで日本を含むほとんどの国の地図で、「東海」もしくは「朝鮮海」と表記されてきた。しかし日帝時代に主権を奪われたことで、海の名前まで奪われてしまったのだ。IHOは1974年に海の名称をめぐって国家間で紛糾した場合、双方の主張する名称を併記することを決議した。韓国の主張する「併記案」は、歴史的な経緯からだけでなく、国際法上でも十分に根拠のあるものだ。
それにもかかわらず日本は、国際社会に浸透した「日本海」の呼称を変えるわけにはいかないとし、一歩も引かない構えだ。これまでIHOの勧告により韓日両国の代表が5回にわたって話し合いを持ったが、何の成果もなかった。日本政府は今回の総会を前に、IHOの加盟国や専門家に対し公式書簡を送るなど執拗(しつよう)な説得活動を行っている。
一方、韓国政府の対応はあまりに消極的だ。韓国政府はこの問題を民間団体の東海研究会に任せたまま、傍観している。しかも盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は2006年の韓日首脳会談で、突然東海を「平和の海」と呼ぶことを提案し事態を一層複雑化させた。
専門家らの間では、今回の総会で改訂される「大洋と海の境界」第4版でも、引き続き「日本海」の単独呼称を維持するという決定が下されるのではないかと不安の声も聞かれる。そうなれば再び、次の改訂が行われる数十年後まで名称を正す機会が失われてしまう。この問題にあたっている韓国政府と民間団体の関係者には、日本海呼称の削除や、第4版改訂作業の次回総会への延期など、あらゆる方法を動員して対処することを望む。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
□東海呼称問題:「日本海単独表記は国連勧告案に反する」 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070504000026
記事入力 : 2007/05/04 10:20:53
東海呼称問題:「日本海単独表記は国連勧告案に反する」
「日本と韓国の間の海を日本政府が“日本海”と単一名称で表記しようとこだわるのは国連の勧告案に反する」
先月26日、オーストリアのウィーン大学で開催された「第13回東海地名と海洋名称に関する国際セミナー」で会った国連地名専門家会合のレイパー前議長はこのように語った。
レイパー氏は1998年から2002年まで同会合の議長を務めた人物だ。国連地名専門家会合は全世界の地域名表記について勧告案を作成し、上位機関の国連地名標準化会議に提出する国連傘下機構で、IHOとは地名表記について意見を交換する。以下はレイパー氏との一問一答。
ーー「東海」と「日本海」を併記するべきという根拠は?
「複数の国と隣接していたり、境界線が重なっている地域の名称について国家間の摩擦が起こった場合、関係国が主張する名称を同時に表記せよというのが国連の勧告案だ。現在は東海問題がそうだ」
ーー専門家としての考え方も同様か。
「自分は長い間国連地名専門家会合で働き、対外的に国連の立場を代弁する。しかし個人的には歴史的な文献などを考慮すれば東海と日本海を同時に用いるのが合理的だと思う」
ーー緑海や青海のように全く新しい名称をつくろうという主張もあるが。
「それもアイディアだろう。しかしそれにも日本が反対している」
ーー韓日間の外交摩擦を引き起こさずに解決するには?
「難しい問題だ。東海問題は日本と韓国だけの問題ではない。国際社会全体の問題であり、国際社会の合意の下で解決されなければならない」
ウィーン=オ・ユンヒ記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
□東海呼称問題:「韓国は決して無理な要求をしていない」 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070504000022
記事入力 : 2007/05/04 10:00:06
東海呼称問題:「韓国は決して無理な要求をしていない」
モナコで開催されている国際水路機構(IHO)総会に韓国代表の一員として参加している東海研究会のイ・ギソク会長(ソウル大学名誉教授:写真)は3日、「状況は悲観的とばかりは言えない。最善を尽くす」と述べた。イ教授は東海研究会を率いて東海表記の妥当性について国際社会に訴えてきた。
ーー今回の総会がなぜ重要なのか。
「もし今回日本海表記が削除されなければ次の改正版が出るまで待たなければならない。3版改訂版が発行されて次の4版について話し合うのは50年後だ。今回を逃せば再び数十年待たなければならなくなる可能性がある」
ーーこの問題が投票に付される可能性はあるのか。
「9日にこの問題について話し合った後に投票まで行く可能性は排除できない。その場合韓国にとっては不利だ」
ーー他国の反応は?
「会員国のすべてがこの問題の重要性を認識している。韓国、北朝鮮、日本以外で公式的に立場を明らかにしている国はほとんどない。そのため当日の雰囲気が重要だ。どこの国が主導するかによって結果が変わってくる」
ーー韓国政府の立場は?
「一歩も引くことはできない。歴史的な根拠がある東海を単独で表記せよということでもなく、東海と日本海を同時に表記しようということだ。韓国は決して無理な要求をしているわけではない」
ーー日本の反応は?
「日本はまさしく総力戦だ。あらゆる在外公館を動員して会員国に細かく日本海表記を維持することを支持してほしいと要請していることは知っている」
ーー日本の西田英雄候補がIHO理事に立候補したが。
「西田氏は国際社会でも認められている海洋専門家だ。選出は東海表記問題が決定した後の11日だ。3人の理事のうち1人はアジアから選出するべきという雰囲気が高まれば選ばれる可能性はある」
李河遠(イ・ハウォン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
□東海呼称問題:「日本海」の波状攻撃、韓国の対応は?(上) [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070504000018
記事入力 : 2007/05/04 09:35:00
東海呼称問題:「日本海」の波状攻撃、韓国の対応は?(上)
7日からモナコで5年ぶりに開催される国際水路機構(IHO)総会を控え、韓国政府内には緊張感が漂っている。
今回の総会では、全世界の地図製作の指針書として使用される「大洋と海の境界」第4版で、現行通り日本海(Sea of Japan)単独表記を維持するのか、あるいは日本海表記を削除、または東海(East Sea)と日本海を併記するのかが決定される。IHO総会に出席する韓国代表団は3日、出征式を兼ねた夕食会の席で、この問題が投票にかけられるといった「最悪の状況」にも備えるべきとの意見を交わしたと伝えられた。
◆総攻撃を繰り広げる日本
これまで日本は東海表記問題で守勢に回っていたが、今回のIHO総会に先立ち攻勢に転じた。日本は、先月までに全世界の著名な地名専門家らに公式書簡を送り、日本海単独表記への支持を要請したと把握されている。日本はこの書簡で、日本海表記は1929年にIHOが日本海表記を正式に採択する以前から使用されており、既に国際社会に定着した表記を削除するのは不当だと主張している。また、「全世界で東海表記を主張している国は韓国と北朝鮮の2カ国のみ」と強調し、日本海表記の正当性を訴えている。
さらに日本は、70数カ国に上るIHOの全加盟国1つ1つに支持を依頼しているとも把握されている。特にIHOの運営費の相当額を負担していることを挙げ、日本海表記が維持されない場合には、IHOから脱退することも示唆していると伝えられている。
◆韓国政府の対策は臨機応変方式
韓国政府は、1974年に採択された「海の名称の併記も可能」とするIHO決議を根拠に、「東海・日本海」併記を粘り強く主張してきた。しかし、現実には日本の外交力の壁に突き当たっているのが実情だ。
韓国政府内では、この問題が主要業務として認識されないまま、何か問題が起きた時にだけ外交通商部を中心としたタスクフォース(対策班)を結成する場当たり的な対応に終始している。その上、昨年開かれた韓日首脳会談で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が安倍晋三首相に東海を「平和の海」と呼ぼうと提案した事実も公開され、国際的な説得力が低下している状態だ。
韓国政府の当局者は「東海表記問題を92年に初めて提起して以来、少なくとも成果を収めてきたが、いまだに日本の主張に耳を傾ける国が多い」と語った。
李河遠(イ・ハウォン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
□東海呼称問題:「日本海」の波状攻撃、韓国の対応は?(下) [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070504000019
記事入力 : 2007/05/04 09:35:31
東海呼称問題:「日本海」の波状攻撃、韓国の対応は?(下)
◆理事会は中立宣言、総会が変数
今回の総会の最大変数は、2002年に韓国政府の立場を支持したIHO理事会と事務局が中立に転じた点だ。
02年当時、IHO理事会は韓国政府の主張を受け入れ、日本海表記を削除したが、その1カ月後に「内閣全体を動員した日本の総力外交」(韓国政府当局者)のため投票を中断した。今回、理事会は総会には介入せず、9日に開かれる「大洋と海の境界」委員会にすべてを委ねている状態だ。
韓国政府は日本海表記を削除するか、議論自体を5年後の次期総会に先送りすることを目標としている。しかし大多数の加盟国は、1953年に「大洋と海の境界」第3版が出て以来50年以上が過ぎているため、今回の総会で第4版を確定すべきとの立場を示しているという。もしも、総会の雰囲気が日本海単独表記維持に傾いた場合、韓国にとって最悪の結果が出るものと見られる。外交通商部の関係者は「現在では、どのようなシナリオが展開するのか予測するのは難しい」と述べた。
■キーワード=国際水路機構(IHO)
海洋地図の製作基準を提示し、名称・境界などを調整する機構。
1921年にモナコに新設された国際水路局を前身とする国際機構。海洋の境界画定、海図の一元化をはじめ、各国の水路業務を調整し、水路測量技術を開発するのが主要な業務。韓国は57年、北朝鮮は89年にそれぞれIHOに加盟した。英語名称はIHO(International Hydrographic Organization)。
李河遠(イ・ハウォン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
□東海呼称問題:IHO加盟国の大多数が「日本海」支持 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070501000009
記事入力 : 2007/05/01 08:31:09
東海呼称問題:IHO加盟国の大多数が「日本海」支持
韓国政府「日本海単独表記は絶対容認できない」
7日からモナコで開かれる国際水路機構(IHO)総会に参加する加盟国78カ国のうち、大多数が「日本海」の単独表記を支持していることが判明し、韓国政府に緊張が走っている。
韓国政府当局者は30日、IHO総会に関するブリーフィングを開き、「現在の状況では大多数のIHO加盟国が日本海単独表記を支持しているが、どのような状況であれ日本海が単独表記されることを絶対に容認することはできないというのがわれわれの基本的な立場」と述べた。
続けて、この当局者は「これまで東海併記が妥当との見解が国際的に広がっていたが、依然として(各国の)最高レベルでは検討すべき状況もあるため、日本側の主張に傾いているのが実情だ。しかし総会では、東海と日本海の併記を主張するわれわれの立場の正当性を積極的にアピールする」と決意を示した。
IHOは2002年、韓国政府の主張を一部受け入れ、世界中の地図製作の指針として使用される「大洋と海の境界」第4版最終草案で、1929年から単独表記を続けてきた日本海を削除した後、これを投票に付した。しかし、この最終草案はわずか1カ月で日本の圧力により撤回された。IHOは、今回の総会で5年前に中断した投票を再び実施することも含め、東海表記問題に対する解決案について協議する予定と伝えられている。
韓国政府の当局者は「(日本海単独表記に関する)表決の実施を防ぐことに最大の努力を傾け、もしも表決に進む場合、大多数の加盟国が棄権するよう働き掛ける」と語った。
韓国政府は今回のIHO総会に、外交通商部国際機構局の宋永完(ソン・ヨンワン)局長を首席代表とし、外交通商部、海洋水産部、国立海洋調査院、北東アジア歴史財団に加え、民間団体の東海研究会関係者で構成される代表団を派遣する。
李河遠(イ・ハウォン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
□東海呼称問題:韓日、5年ぶりの外交戦(上) [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070430000040
記事入力 : 2007/04/30 11:56:28
東海呼称問題:韓日、5年ぶりの外交戦(上)
来月5年ぶりにIHO総会開催
韓日両国が「東海(日本海)」表記問題をめぐり、国際社会で再び激突する。
その舞台は来月7日からモナコで5年ぶりに開催される国際水路機構(IHO)総会。今回の会議を控え、韓国と日本は既に水面下で激烈な外交戦に突入している。特に日本は、3人の理事全員を新たに選出する今回の総会に自国の海洋専門家を出馬させ、当選に向け外交力を総動員しており、韓国政府には緊張が走っている。
◆2002年には日本海表記の削除投票
世界地図や海図を制作する上で基本的な指針となるIHOの従来の方針は、日帝時代の1929年に定められた「東海を日本海と単独表記する」というものだった。
韓国は02年、IHOで日本海単独表記には問題があると提示し、これを問題化することに成功した。韓国政府は東海のように「複数国が海を共有する場合、名称を併記することができる」とのIHO決議(74年)に基づき、「東海・日本海」の併記を主張した。
IHO はこの主張を受け入れ、同年8月に東海を日本海と単独表記してきた立場を変更した。国連や地図制作業者らにとって経典のような存在である「大洋と海の境界」第4版で日本海表記を削除し、これを投票に付したのだ。しかし、IHOは1カ月後に突然何の説明もせずに投票を中止した。
韓国政府の関係者らは「日本政府が総力を挙げ、想像しがたい途方もない外交力を動員し、投票を中断に追い込んだ」と語った。以降IHOは、韓日両国が協議し、決定された案を報告するよう求めたが、両国の見解の差はむしろ広がっていった。
◆IHO総会の場で激烈な外交戦
今回の総会では、5年前に突然中断された「日本海表記の削除」問題をどのように処理するかが最大の争点となる。総会に出席する東海研究会のイ・ギソク会長(ソウル大名誉教授)は「全加盟国にとってデリケートな問題であるため、理事会だけで決定を下すことができず、総会で加盟国が決定する形を取ることになる可能性が高い」と予想した。
韓国政府は、IHO本部があるモナコに担当者らを派遣して動向を把握し、加盟国に韓国の立場を支持するよう要請している。国立海洋調査院のある関係者は「今回の機会を逃せば、また5年待たなければならなくなるので総力戦を繰り広げている」と語った。
李河遠(イ・ハウォン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
□東海呼称問題:韓日、5年ぶりの外交戦(下) [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070430000041
記事入力 : 2007/04/30 11:56:53
東海呼称問題:韓日、5年ぶりの外交戦(下)
来月5年ぶりにIHO総会開催
◆日本、理事国への進出を図る
一方日本政府は、IHO加盟国に駐在する自国公館に電文を送り、日本海単独表記の正当性を広報するよう指示を下した、と韓国政府は把握している。
さらに、日本はIHO理事会の掌握を狙い、今回の総会に海上保安庁海洋情報部元部長の西田英男日本水路協会専務理事を出馬させた。西田候補は再選を狙うギリシャ、チリ出身の現職理事や、ノルウェー、オーストラリア、ナイジェリアの候補らと理事の座を争っている。
国立海洋調査院の高位関係者は「西田候補はかなりの大物で、彼が当選すれば東海表記を推進する上で大きな障害になるだろう」と懸念を示している。
■キーワード=国際水路機構(IHO)
国際水路会議の決議により、1921年にモナコに新設された国際水路局を前身とする国際機構。70年に現在の国際水路機構に拡大・発展し、七十数カ国が加盟国として活動している。
海洋の境界画定、海図の一元化をはじめ、各国の水路業務を調整し、水路測量技術を開発するのが主要な業務。国連では海洋の名称について、IHOの決定を尊重することになっている。韓国は57年、北朝鮮は89年にそれぞれIHOへ加盟した。英語名称はIHO(International Hydrographic Organization)。
■キーワード=西田英男
日本の代表的な海洋専門家。韓国の国立海洋調査院に相当する日本海上保安庁傘下の海洋情報部長として、2004年に韓日水路技術会議に出席したこともある。IHOの核心機構である戦略企画団会議の副議長として活動し、国際海洋界に幅広い人脈を有していると韓国政府では把握している。
李河遠(イ・ハウォン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
□東海呼称問題:世界学術大会「東海・日本海併記を」 [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070427000012
記事入力 : 2007/04/27 09:03:49
東海呼称問題:世界学術大会「東海・日本海併記を」
現在、国際社会が東海(日本海)を指す際に使用する公式名称である「日本海(Sea of Japan)」の代わりに「東海(East Sea)」と日本海を併記しようという主張が世界的な地理学者らによって提起された。
社団法人東海研究会が北東アジア歴史財団、オーストリアのウィーン大韓国学研究所と共同で26日から3日間、ウィーン大で開催している「第13回東海の地名と海の名称に関する国際セミナー」で、世界最高の地理学者として知られるイスラエル・ヘブライ大のナフタリ・カドモン博士など、世界最高の学者らが「東海と日本海を併記すべき」との点で声をそろえた。
これにより、5年に1回開かれ、国際地名表記を決定する国際水路機構(IHO)総会(5月)の結果が注目される。この日、カドモン博士は「1つの地理的対象を2つ以上の名称で呼ぶケースが多いが、東海も同様に“東海”“日本海”を併記するのが望ましい」と語った。
さらに、今回のセミナーでは新たな歴史的事実も提示された。ロシア科学院指導室長ニコライ・コメチコフ博士は「1737年のロシアの地図には、韓国海域を指す“東海”という名称が出てくる」と主張した。
こうしたセミナーの成果に関し、李K錫(イ・ギソク)東海研究会会長は「東海・日本海の併記段階を経て、漸進的に東海単独表記に進めていくべきだ。今回の会議が国際水路機構会議の際、相当な影響力を発揮するだろう」と評価した。
なおこの日のセミナーには、米国、ロシア、中国、ドイツ、イスラエル、南アフリカ共和国など16カ国40人の専門家が20編の論文を発表し、歴代最大の規模となった。
ウィーン(オーストリア)=呉允熙(オ・ユンヒ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS