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<チベット暴動>各地の「事件」、「ダライ・ラマが扇動」現地政府が発表―中国
2008年3月20日、CCTV.comによれば、四川省阿堰チベット族自治州、甘粛省甘南チベット族自治州で発生した暴動事件について、現地政府当局がダライ・ラマグループによる支援、組織、計画、誘導によるものだと発表した。中国新聞が伝えた。
16日午後、四川省北西部に位置する阿堰チベット族自治州で暴徒の一部が商店や政府施設を襲撃するという事件が発生し、甘粛省甘南チベット族自治州の夏河県、瑪曲県、碌曲県などでも同様の事件が発生。暴徒たちは口々に「チベット独立!」とのスローガンを叫びながら石や火炎瓶を手に“チベット亡命政府”の旗を振り、政府機関や警察、病院、学校、商店や市場に乱入し、報道によれば、現地警察と政府機関職員に負傷者が出た。
甘粛省政府報道官は19日、一連の暴動事件が偶然連続したものではなく、ラサで発生した暴動事件と関連したものであると発表し、ダライ・ラマグループが北京オリンピックの失敗や平和と安定の破壊、国家分裂などを目論み破壊活動を組織、計画したものだとした。甘粛省政府関係者は、3月10日から、“チベット独立”の内容を含んだ冊子が甘南地区で広まっており、ダライ・ラマグループがインド辺境地区でチベット支援グループが組織されるとともに、300人にのぼる哲蚌(デプン)寺の違法僧侶がラサで騒動を起こした日と一致していることを指摘。また、一部の暴徒が甘南地区のラマ廟で僧侶と会っていたという。
甘南チベット族自治州の責任者は、状況が物語っているように、破壊活動が組織的なものであり、中国国内外の分離主義者が社会秩序の破壊を目的として扇動。甘南チベット族自治州では、警察官8名と政府機関職員3名が負傷していると発表した。(翻訳・編集/岡田)