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考察者Kさん
イラク派兵は憲法違反だと繰り返し主張していますよ。
http://www.asyura2.com/0610/idletalk21/msg/221.html
投稿者 考察者K 日時 2006 年 11 月 30 日 21:00:39: JjkI8nWTpj0po
に対するレスだす。
すでに論議が下のほうへもぐったようだすから、ここに新たにスレを立ち上げます。
>なお、Kは社会主義がアメリカの自由主義に負けたとは考えていません。
どのような社会体制であっても「食料とエネルギーの自給自足の条件を満たした上でなければ崩壊する」しかないだろうと思っています。
残念ながら今までの社会主義諸国は「立地条件が悪かった」と考えています。
一方、アメリカは「立地条件が良かったから、強国となった」とも思います。
「どのような体制でも「食料とエネルギーの自給自足の条件を満たした上でなければ崩壊する」しかないだろう」というならば、アメリカの「自由主義」(体制?実態は資本主義経済体制)も「食料とエネルギーの自給自足の条件を満たして」いないのだから崩壊するこつなんべさ。現代のどの世界にも「自給自足の条件を満たした」国家はないのだから。
逆にいえば、現在国連のお墨付きで経済封鎖を食らっていながら、江戸時幕府ろすぐ鎖国を行っている軍事独裁のビルマも、スターリニズム的ネポチズム体制の北朝鮮も、原始社会に戻ったキューバでも、あるいはアメリカやEUから一切の援助を立たれているパレスチナのハマスの自治政府も、欲する欲さないにかかわらず「自給自足」を迫られた状態にある。やがて崩壊するのでしょうが、それでもしぶといですね。これには陰で中露、それにイラン、そして新興の中南米の反米政権の民族主義(ボリバリズム)的な声援もあること、などのちょくせつ間接の援助があるのだが、アメリカはこのことには口出しはできない。世界が反米になって包囲されてしまっているから。すがすKさんによれば「自給自足」国家は崩壊すねんだべすい。
だどもアメリカが自給自足国家だとは思えねんだす。なぜならこれまでソ連崩壊後ユニラテラルなグローバリズムで、経済的には軍事力をバックにすて世界の富ばアメリカに集めた(WTCがその象徴だすな。9.11はアメリカの終わりのはずまりだ、なんていわれてはおりますだが)。自給自足に近い体制をとっているはずのビルマや北朝鮮が崩壊の日は近いと思えるのに、現実的にはそうでないアメリカや日本の「自由主義」は「崩壊するしかない」となぜ言えんだべか。ま、思弁する目的が違えばKさんの言うこつもそれなりの意味があるとは思えんだすがな。だども、しつこいようだすが、また聞きます、Kさんの論理(法則的な見解だと思います)だと、歴史的必然とは別に、自主的に「崩壊」するのですか?
余計なことかも知れねすが、なすてこのようなKさんの論理的矛盾が生じんだべかっつ考えてみますた。
「社会主義がアメリカの自由主義に負けた」という表現については、厳密に言うならば、社会主義というイデオロギーがアメリカ自由主義(具体的には「資本主義」)というイデオロギーに負けた、ということだが、これは実はイデオロギーは人間の表象物であって、イデオロギー自体が一人歩きするような事象(勝ち負けにかかわる)など、ありえないわけです。したがって、このようなKさん式表現をとる場合は、つねにイデオロギーの担い手としての「人間」が排除されてしまう、という思考上の過ちに陥ってしまいます。現実の人間社会における関係がイデオロギー関係で述べられることになり、論じるべき課題がイデオロギーを語ることによってイデオロギーの担い手である人間については語られないことになります。たとえば、戦前でも戦後でも「ヤツはアカだ、アカは国賊だ。国に逆らう国賊は社会から追放しろ」というようなイデオロギーが蔓延しているし、今でも民族排外主義をとなえる人々によってかならず採用されるものです。つまりファシストの好む手口でもあります。イデオロギーから天下って人間を見るというのはこのような思考上の過誤に陥ります。あらかじめイデオロギーが存在してそれが人間の行動を支配するのではない、しかし支配しようとする側はこれを活用するのだ、ということがとらえられるべきだと思います。つまりイデオロギー自体に階級性があるわけで、階級性は人間の階級的分裂を基礎としていることが理解されているかどうかにかかわる問題でしょう。
つまり、認識し、思惟する人間は、イデオロギーを論じる場合には、その担い手である人間の思考内容や行動内容を吟味することが、現象について思惟(考察)し掘り下げる場合必要最低限の条件となります。イデオロギーそのものが自己運動して動き回る、スターリン主義や帝国主義というイデオロギーが動き回る、あるいは、イデオロギから天下って人間をみるという思考の倒置が行われてしまうし、またこのことに無自覚なのでしょう。
したがって、Kさんのおっしゃる運命論(つまりKさんの場合は、ソ連圏の崩壊を「立地条件」の問題としてとらえてしまう)は現実を理解するうえでは無内容となっているわけです。
立地条件が悪いから、「国民」ば食わせてゆぐこつがでげねぐなって社会主義が崩壊すた、っつうシェーマがKさんの主張だすが、この主張には、ほぼソ連圏の全体に崩壊がおよんだのだから、地理的=物理的な立地条件の問題ではなく、別の何かがあるという思考力や推理力が問われるべき問題なのであり、これこそがより具体的で積極的な論議ば、阿修羅で巻き起こす引き金となるのではないでしょうかな。なんせこだらこつ論じんのも、本来のテーマである「日本をよくするための戦略と戦術」をより深化させるために必要だからだすがや。多くのかたがたが参加され、意見をくださることを真摯に受け止め感謝す
ながら進めたいと深く思いますだ。Kさんのテーマはいつもええテーマだす。んだからおらを「共産主義者」だああんつレッテル張り(イデオロギーから逆規定)すんのは権力主義的だすよ。みなブルジョワジー(組織された階級。これさ対立する組織された階級が「プロレタリアート」)は嫌いみてだす。んで、おらのブルジョワジーへの憎悪とは、ブルジョワ個人さ実体化されるもんではねぐて、現実に日本では毎年3万人以上が自殺せざるをえない苦しい生活ば強いられてる人たつが居るんだ、それは資本家による労働者さ対する再現のない搾取ば根拠とすてるんではねのか、っつう視点から発してんのよ。個人ば恨んでもなにも生じねす。たとえ小泉1人、安倍1人ばいくら糾弾すたところで、それが労働者解放の端緒となるなら別だすが、そうはならねえ。そうならねえようさ与党ば補完すてるのが野党だからだす。
人間の歴史的=社会的把握が欠落したがゆえに、つまり現在結果解釈敵に述べられるイデオロギーの一人歩き的な把握(いわゆる俗説、これは現実社会でも排除されねばならない非科学的な方法である)によって理解しようとすれば、それは権力者側の、人民に理解されやすい論法と一緒であるということを思い知るべきだす(Kさんさ強制するわけではねすが)。「北は脅威だがら愛国心を鼓吹すんべ」「日教組は悪だから先生ば選別すろ」というのがアプリオリにあるから、教育基本法を改訂しろ、となる。安保条約さもとづいて戦争でける国さする必要があるから(条約が国家を支配しているという逆転現象が生じているが、本質的にはブルジョワジーの利権確保が目的)憲法ば改正すろ、となんのではねですか。人間ば欠落させればなんとでも言えるし屁理屈もとおんべ。この論理さはめ込まれて身動きとれねぐなって、展望喪失すてるのが、現実の野党だす。国民さとって「愛国心」はアヘンであり翼賛「議会」はヘロインだすな。一度吸引すたら二度とやめられねえ麻薬だす。
とりあえず、話が堂々めぐりすねようさ、気ば使ってるつもりだすが、失礼があれば平にご容赦ください。