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(回答先: 陸自ゴラン隊員一時退避=宿営地付近に着弾−シリア・イスラエル停戦監視(時事) 投稿者 らくだ 日時 2006 年 8 月 08 日 16:28:58)
すでに「しんぶん赤旗」が一昨日、この危険性を報じています。小泉曰く「大丈夫、自衛隊のいるところが非戦闘地域」とか何とか茶化し半分に投稿しようかと迷ったのですが、止めました。しかしこの危険性、現実のものになっていたんですね。
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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-08-06/2006080602_02_0.html から転載。
2006年8月6日(日)「しんぶん赤旗」
ゴラン高原
陸自PKO、戦地隣接
イスラエルとヒズボラ応酬
巻きぞえの危険
イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとの戦闘が激化する中、両国に接するシリア・ゴラン高原に国連平和維持活動(PKO)のため派兵されている自衛隊への影響が注目されています。自衛隊関係者からも「戦闘に巻き込まれるのではないか」という不安の声が上がっています。
PKOが実施されているゴラン高原はシリア南西部に広がり、北はレバノン、西はイスラエルに接しています。まさに“戦地”と隣り合わせの状況となっています。
七月十五日には、自衛隊部隊が駐留する宿営地から十数キロの地点に、ヒズボラ側から発射されたとみられるロケット弾が着弾しました。「(宿営地の)目と鼻の先でミサイルとロケット弾が飛び交っている状況」(「読売」七月二十九日付)とも報じられています。
ゴラン高原でのPKOは一九七四年にイスラエルとシリアとの間の停戦の監視、両軍の兵力引き離しを目的に始まりました。以来、国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)が兵力引き離し地域(AOS)に展開しています。
日本政府は九六年二月からUNDOFに陸上自衛隊の輸送部隊などを派兵してきました。現在は輸送部隊として陸自第二師団(司令部・旭川)を中心にした第二十一次隊四十三人が活動。UNDOFの後方支援活動として生活物資などを運んでいます。ほかにUNDOF司令部に二人を派遣しています。
八月下旬には第二十一次隊に代わり、陸自第一一師団(司令部・札幌)を中心にした第二十二次隊が展開する予定です。
UNDOFはジウアニ宿営地とファウアール宿営地を拠点にしています。内閣府国際平和協力本部によると、自衛隊部隊はジウアニ宿営地に輸送部隊本隊の三十一人、ファウアール宿営地に輸送部隊分遣班など十二人、司令部要員二人が駐留しています。七月十五日に付近へのロケット弾の着弾があったのは、ジウアニ宿営地です。
しかも国際平和協力本部の資料によると、陸自輸送部隊の主要な輸送ルートは、ヒズボラのロケット弾攻撃を受けているイスラエル北部ハイファに伸びています。防衛庁が今月一日に発表した二〇〇六年版「防衛白書」では、イスラエル軍が大規模に侵攻し各地で激しい戦闘が続いているレバノン南部へも伸びていることが示されています。
防衛庁は現在、「(隊員の)安全確保に配慮し、イスラエルやレバノンでの活動は行っていない」と説明しています。しかし今回の事態は、ゴラン高原に派兵されている自衛隊が混迷を深めている中東情勢の下で戦闘にいつ巻き込まれてもおかしくない状況に置かれていることを示すものです。