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(回答先: 海岸線は誰のもの、不動産でお金もうけか、食べ物を得る所か。先住民の強い信念 (ニュージーランド) 投稿者 東京音頭 日時 2006 年 9 月 19 日 12:52:01)
久高の土地は「総有制」に支えられている
(略)
明治政府の政策によって琉球王国は琉球藩となり沖縄県となったが、この世代わりの中で政府による土地の調査、整理が行われ、私有地が発生した。私有地は売買も貸借も可能だから、時代の流れの中で畑が工場になったり、軍用地になったり、リゾート地になったり、あるいは借金の担保になったりするわけだ。
が、久高では島の人々の総意で土地の私有化をせずに来た(※4)。昔と変わらず今も島の土地の管理権は集落(区)にあって、例えば住宅を新しく建てるために土地が必要であれば区の総意で提供することになる。これは慣習として続いてきたが、88年に「久高島土地憲章」として明文化された。前文にはこんなくだりがある。
「字民はこれら父祖伝来の土地について使用収益の権限を享有して今日に至っている」
先人への感謝の念が「享有」という言葉に込められている。現在に繋がる過去へと向かう視点だ。
「良好な自然環境や集落景観の保持と、土地の公正かつ適切な利用、管理との両立を目指す」
こちらは未来へ向かう島人の眼差し。施政権返還(※5)の前後から始まった大和資本のリゾート開発の功罪を睨んでのことだろう。
(略)
※4「島の人々の総意」
1903年の土地整理事業の頃の逸話がある。久高の男達が集まって共有地を廃し私有地にする決議をしたが、その後、女達皆で男達の決議を撤回させたという。「神世以来の制度を変えてはいけない」「土地は古来女が管理してきたのだから男達が勝手に処分するとは横暴だ」というのがその時の論。
(略)
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