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理論ではなく、現実をどう読むかの問題です
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投稿者 縄文ビト 日時 2006 年 11 月 15 日 11:30:30: egUyw5BLxswRI
 

(回答先: 『資本論』と社会主義(宇野弘蔵著) 投稿者 kerogaso 日時 2006 年 11 月 14 日 20:59:42)

>一定の歴史的な過程において、その社会関係を何とかして維持しようとする方策を理論に求めることは、理論そのものを凡庸化す以外には途のないことなのです。理論の根拠はそんな浅いものではありません。いわばいつでも資本家のための理論であるというわけにはゆかないのです。

確かに資本家のための理論を現在作ることは不可能でしょう、ただ現在、またこれからの経済として考えられている理論は 「信用創造」という理論ではないかと私は考えてい
ます。
現在ケインズ理論のような公共投資では波及効果は望めません。そこで中央銀行が銀行
に貸付し、銀行が民間および個人に貸し付けることによって市中のマネーサプライを増
加させる。
現在出来るのはこのぐらいの政策だと考えます。ただし欠点として市中の通貨量がすぐ
なくなってしまい、次から次えと景気を出すために銀行を通して市中に通貨を供給しな
ければならないということです。そして最終的にはやがて来るであろう通貨発行量の過
剰からのインフレが考えられますが。
ただ少なくとも単なるインフレの前には今までは労働力不足に本来はなるはずですが、
製品が過剰なこの時代労働力不足は起こらないといえす。
つまり失業者は減らないということです。

そこで一つ考えられることは。通貨発行量の増加は避けて通れないとして。また雇用の
増加は考えられないとして。このままの社会を維持しようとすれば、人は生きていくた
めに失業状態に置かれたとしても、生活するために最小限の「お金」が必要となります。
そこから現在の資本主義社会を維持していくためには、人々に生活するためのお金を与
えることしかないと考えられます。それが消費者金融であり、銀行貸し付けであり。期
間を長くしても市中に金をいつまでも供給していかなくては失業者の増大からくる社会的危機がくることが予想できます。

資本主義自体に欠陥があるとすれば最終的にはそうなるはずです。

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