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事故だった。しかし真実を要求してゆく
(コリエレ紙 フィーニ外相バージョン)
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Politica/2005/03_Marzo/08/fini.shtml
外相が議会で発言 「待ち伏せ攻撃ではないが、犯人懲罰を求める」。
ローマ
「慎重?もちろん。だが怠惰でも、だんまりでも、情報隠匿でもない」
ジュリアーナ・ズグレーナ開放とSismiエージェント ニコラ・カリパリ殺害
事件を受けて緊急招集された国会にて、フィーニ外相兼副首相はこう述べた。
”バグダッド銃撃事件のイタリア政府による再現と米側のそれが全く一致しない”
他のバージョンを凌駕する点が幾つか散見できる。「(政治的)混乱が幾つか」。
フィーニの見方では、「ズグレーナ、カリパリ、そしてもうひとりのSismi
エージェントが乗っていた車は、およそ時速40キロで走行中であり、道中に
チェックポイントはなかった。とにかく、ズグレーナの命を狙った待ち伏せ攻撃
ではない。事故であったことは確かだ」
副首相はまた、「同盟関係にある”友人の名前において”、”真実と正義に
かなった行為”を求めてゆくつもりだ。これゆえイタリア政府は、”(人物)
特定と処罰”を要求する。米国側は、”完全かつ率直な意思をもって共同作業を
進める”と確約した」と続けた。フィーニは細部も漏らした。オートマチックの
連射の直後、「2人の若い米兵がSismiエージェントに近寄り、やってしまった
ことに愕然としながら何度も謝罪した」。車に4人目の人物が乗っていたのでは
という憶測は、「なにも秘密はない。4人目の人物は存在しない」と打ち消した。
マニフェスト紙レポーターの開放は、
「国際機関および、イラクと中東周辺諸国との緊密な協力関係において遂行され」、
「Sismiは国の政策を実行に移しており、派遣されたゾーンに広がって、イラクに
おけるテロリズム対策を遂行している」とフィーニは続けた。「彼らは他のケース
にも関与しており、他の人質解放作戦にも携わっている」。
フィーニの国会における説明は、
軍事介入の憶測を除外した。「人質解放に向けた、不測の事態における軍事
介入のオプションは、我が国政府は一度も考慮に入れていない」。
ズグレーナ開放に寄与した要因として
フィーニは”人々の大きな反応”も列挙した。「イタリア国民は、卑劣な
拘束に報いる方法を知っていた」。
その後、議事堂ではニコラ・カリパリの人となりも言及された。
「他のどこでもない、イタリアに属する英雄」を、フィーニは「論争に巻き
込まないよう」すべての人に求めた。「カリパリは共和国に尽くし、任務の
遂行にすべてを捧げた。国防は国の要である」。よって訓告。「カリパリを
なにかの象徴として利用してはならない。よって、(彼を)政治的バッシング
キャンペーンや我が共和国の世論を反米に導くために利用する理由は存在しない」