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(回答先: イタリア人記者・諜報員殺傷に対するスペイン・マスコミの反応ぶりと、膨らむ疑問 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 3 月 07 日 05:12:33)
私の理解ですと、
>●どうもすっきりしません。状況から考えても単なる連絡不行き届きのためのミスとは>決して思えない。しかし、もし米国が本当にスグレーナ氏を殺害するつもりだったら、>日本人外交官や記者たちと同様に、完璧に殺して罪を「イスラム・テロリスト」に擦り>付けるでしょう。明らかに米軍が、米国と自国政府を批判するスグレーナ氏と3名の諜>報員に対して猛烈な発砲を仕掛けたわけですが、「殺してもよいが、殺しそこなっても>それ以上はやるな」という命令でも出ていたのでしょうか。
この部分ですが、殺すつもりだったが、殺しきれなかった、ということでしょう。
つまり「暗殺チーム」だけ、「殺せ」の命令は受けていたが、他の空港周りの
米兵たちは保護するつもりだったと思われます。それで400発撃ち込んでみたが、
結局殺しきれなかった、のだと思います。
>彼女の手記にある
>「誘拐>犯」の最後の言葉も妙に引っかかります。この「誘拐犯」たちは米軍の
>計画を知っていたのでしょうか。彼らと米軍はつながっているのでしょうか。
米軍の中には通訳とか、その他の「イラク軍」との連絡員とか、とにかくイラク人が
混じっているわけですから、そういう類の人間が、武装勢力側の人間であることは
ありえるでしょう。
武装勢力は5万人以上と言われているわけですから・・・
>スグレーナ氏が死のうと生きていようと、こんなことをしたらイタリア中が蜂の巣をつ>ついたようになる、スペインやフランスも大騒ぎすることくらい、分かっているはずな>のですが。田中宇氏的に言ってみると、「米国は意識的に欧州から嫌われようとしてい>る」とでもなるのでしょうか。また欧州の方もそれに呼応しているようです。実際にス>ペインのマスコミは、比較的親米的なものでさえ、ただでさえ反米意識の強いスペイン>国民の心をますます米国非難の方向に向かわせているようにも感じます。
米軍としては、イタリア人記者に知られたくない情報を知られてしまっているから、
イラクを出る前に「誤射」で殺すことにしようとしたのでしょう。誤射による
死亡は「よくあること」ですし、時間の経過と共にうやむやになると踏んだでしょう。
今回は記者自身が生き延びたので、「証言」がいろいろ出てくるからそれが
さらにまずい事態をもたらすかもしれない。
それでも仕方ない、ということだったのでしょうかね。
>欧州を意図的にイラクから手を引かせよう、としているのでしょうか。まあ確かにその>方が中近東を米国とイスラエルだけで、欧州に気兼ねなしに料理できるのかもしれませ>んが。何とも面妖な事件です。
これは無いと思います。ライス氏、ラムズフェルド氏、ブッシュ氏らの最近の訪欧と
その発言内容からは、アメリカがイラクで苦境にあるので、ヨーロッパからの協力を
とりつけたい、という意向はミエミエでしょう。
今回の事件がどのような展開を見せるのかわかりませんが、今頃「暗殺チーム」は
厳しい「お仕置き」の時間を持っていることと思います。