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(回答先: 森ビル、三和タジマ担当役員ら書類送検へ 回転ドア事故〔朝日〕 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 1 月 20 日 18:55:31)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050126i207.htm
六本木ヒルズ森タワー(東京都港区)の自動回転ドアに溝川涼ちゃん(当時6歳)が挟まれて死亡した事件で、回転ドアの販売元「三和タジマ」の担当者らが警視庁捜査1課の調べに対し、「事故の起きた回転ドアはまだ試作品だった」などと供述していたことが、26日わかった。
また、三和タジマがビル管理会社「森ビル」に渡した取り扱い説明書には、「(説明書通りに扱わないと、利用者が)死ぬ可能性もある」と記載されていたことも判明。森ビルと三和タジマの双方が、回転ドアの危険性を認識していながら、十分な安全対策を講じていなかった実態が浮かび上がった。
同課はこれまでに、森ビルと三和タジマの役員や担当者ら計数十人から事情聴取を行ってきた。この中で、三和側の担当者が、事故の起きた回転ドアについて「まだ試作品だった」と供述。さらに、「回転ドア業界でトップメーカーになるために販売を続けた」「上層部から『海外企業に負けるな』と言われた」などとも話したという。
三和側は、事故直後の昨年3月26日の会見で、事故のあった回転ドアのセンサー機能について、「センサーが飛び込みなどを感知すればドアは直ちに停止する」などと説明し、回転ドアには落ち度がなかったことを強調していた。
しかし、その翌日の会見では、「センサーが感知して停止するまで25センチ動いてしまう」と訂正。三和側は涼ちゃんの死亡事故後、回転ドアのセンサー機能などを改良していた。
一方、森ビルと三和側は、事故のあった回転ドアを森ビルに納入する前の2002年9月、このドアの性能検査を実施していた。その際、三和側は森ビルに対し、「取扱書通りに扱わないと危険です」などと書かれた取り扱い説明書を手渡していたが、この時の説明書には、事故が起きて利用者が死亡する危険性については記載されていなかったという。
その後、六本木ヒルズがオープンした2003年4月ごろ、三和側の担当者が改めて森ビルに対し、「死ぬ可能性もあります」と書かれた別の説明書を手渡したという。
海外の回転ドアメーカーによると、取り扱い説明書には利用者の事故死の可能性を必ず明記しているが、国内の別メーカーでは「傷害を負う危険がある」と記載している。
(2005/1/26/15:05 読売新聞 無断転載禁止)