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(回答先: 地表最大28センチずれ 福岡沖地震 6地点市調査 (西日本新聞) 投稿者 シジミ 日時 2005 年 4 月 28 日 05:43:58)
http://www.nishinippon.co.jp/kyushu_flash/kyushu_flash.html
一万五千年周期での大地震が想定され、福岡沖地震でも少なからず圧力を受けているとされる警固断層(福岡市―福岡県筑紫野市)の解明を目指し、九州大は二十七日、観測態勢を強化した。断層に近い福岡市内の公園に大量の地震計をレーダーのように置き、大地震発生前の微小な地震をキャッチできるようにすることで、「大災害につながりかねない」として関心が高まる警固断層の活動状況を事前にとらえたい考えだ。
警固断層は、博多湾から福岡市中心部を通り筑紫野市に約二十二キロ延びる。震源となった場合は最大マグニチュード(M)7級の地震が予想される。福岡市などのこれまでの調査で、活動間隔は平均約一万五千年とみられているが、最後の活動時期がはっきりせず、現在、大地震が発生しやすい状態にあるかどうかは分かっていない。
一方、警固断層近くの二カ所に地震計を設置している九州大などの観測では、三月二十日の福岡沖地震発生以降、体に感じない地震が、断層付近で少なくとも十一回発生。強い揺れを受けて断層に圧力がかかり、地震発生確率が高くなったとの研究結果もある。
九州大地震火山観測研究センターの研究者らは、本震発生一カ月後の二十日の地震(M5・8)後に、余震域が福岡市街地に向かうように南東方向へ約五キロ延び、その延長上に警固断層が位置していることを重要視。
地殻変動により警固断層が破壊され、大地震が発生する場合には、地下の深い位置で事前に断層がずれ始める可能性があることから、こうした変動で発生する微小地震を正確に観測し、大地震発生の可能性を探ろうと、福岡市中央区の公園内に、高感度の地震計七十二個を、二十メートル間隔で張り巡らせて「警固断層のレーダー」を構築した。
同センターの松島健・助教授(地球物理学)は、警固断層で大地震が発生する確率はかなり低いとしたうえで、「断層の状態を把握することで、今後の活動予測につなげたい」と話している。