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三月二十日の福岡沖地震後、福岡市内の少なくとも六地点が、元の緯度や経度から最大で約二十八センチずれていることが二十七日、同市の調査で分かった。本震による地殻変動の影響とみている。国土地理院によると、ずれは地震発生の際にみられるが、福岡沖の場合は比較的大きい方という。
福岡市は、公共工事の測量用として地中や建物千百二十四カ所に埋め込んだ「都市基準点」と呼ばれる金属標のうち、六カ所を三月末、衛星利用測位システム(GPS)で測定。その結果、志賀島の弘漁港内公園(東区)が二七・九センチ南東にずれていたほか、西浦(西区)と百道浜小(早良区)が同じく南東にそれぞれ二一・三センチと一一センチ動いていた。
清水洋・九州大地震火山観測研究センター長(地震学)は「弘漁港内公園や西浦のずれ幅が大きいのは、震源に距離が近いからだ。また多くの場所で南東にずれたのは、地震により地盤が南に動いたことを如実に反映している」と話した。
国土地理院によると、昨年十月の新潟県中越地震では最大で約二十センチのずれがみられたという。福岡市は、ほかにも多くの基準点が地震でずれたとみており再計測を進める。