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(回答先: それから(5) 投稿者 西岡昌紀 日時 2005 年 3 月 05 日 22:12:16)
再び院長室に入った私は、そこで、驚くべき言葉を聞きました。
正確な表現までは記憶していませんが、私が入るなり、院長は、
「お前が、あした、記者会見を開くと言う話が来ているがどう言う事だ?」
と言って、私が、たったさっき木村さんと電話で相談した翌日の
記者会見について問い質したのでした。
私は驚きました。私は、もちろん、たったさっき木村さんと話した
翌日の記者会見について、まだ誰にもしゃべっていなかったからです。
ところが、院長は、もうそれを知っていて、私にその事について詰問
するのです。
私は、すぐに、木村さんがマスコミに記者会見を開くと発表され、それが
「何処か」から、この院長室に伝わったのだと分かりました。ですが、
その場では、とぼけるしかないと考えたので、「え、本当ですか?」(笑)
と知らない振りをしました。しかし、もちろん、院長たちは引き下がり
ません。それで、更に「明日、お前が記者会見を開くと言う話が伝わって
いるぞ!」と半狂乱に成って叫ぶので、私は、やむなく、「きっと、支援者
の方たちがそう発表されたのではないかと思います」と言いました。
この「支援者」と言う言葉を聞いた時の院長と事務職員の顔は忘れられません。
びっくりして、一瞬何も言わなくなったのですが、どうも彼らは、物凄い数の
「支援者」が居ると思ったらしい。(笑)黒澤明監督の「椿三十郎」の中で、
椿三十郎(三船敏郎)が、敵に、十数人しか居ない自分の仲間を、あたかも
物凄い数の様に語って聞かせる場面が有りますが、あんな感じだったので、
緊張したやり取りの中でも可笑しかった事を覚えています。
(続く)
http://zenkoji.shinshu-u.ac.jp/mori/dohc/dohc9708.html