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(回答先: 「特攻くずれ」について若干。 投稿者 新世紀人 日時 2004 年 12 月 14 日 13:16:48)
新世紀人さん どうもです。
>この人達のことは実は深刻な問題なのです。私の周りにも沢山居ました。有名な人では
>安藤昇氏がいます。
安藤組にいたのが作家の阿部穣二氏じゃなかったでしょうか。「光は新宿から」、尾津組の「青空マーケット」の時代ですね。
作詞家のなかにし礼氏の長兄も特攻くずれで戦後の生活になじめず無頼の生活の末に憤死してしまいましたが小説『兄弟』は同名の慎太郎のものよりはるかに優れていると思います。
>今では、小学生のうちから「受験くずれ」を大量に生み出しています。
>まさに残酷物語です。
作家の村上龍が2000年に『希望の国のエクソダス』という小説を書きました。中学生30万人が一斉に登校拒否して北海道でベンチャー起業するという話ですが、小説的なリアリティで行くと高校生を主人公にしたかった、でもフィールドワークをすると高校生では逆にリアリティがない、当時でも「挫折」「断念」しないと高校に入れないというのがあり、中学生が主人公になった。
今、「学生運動」というのが全く無くなってしまいましたが、「挫折」というのは本人にとってどんなに切実でも「通過儀礼」でもあるのですが、おっしゃるように今は小学生で「挫折」「断念」してしまう、無惨としか言いようがありません。
まぁ昔を懐かしんでもしかたありませんが、「青空マーケット」の時代は暴力と無秩序が支配していたが、社会のすきまだらけだった。私の子どもの頃までは町内に「男は勉強なんか出来なくて良いんだ」とか言ってくれる入れ墨背負った、なんで食べているのか判らないコワイおじさんがいましたけど。「すきまのない社会」というのは子どももそうですが大人にとっても息苦しいですね。