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(回答先: 奈良県小1女児誘拐殺人事件、容疑者逮捕に思う(名前登録板荒漢氏の事件板への紹介) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 1 月 03 日 12:48:12)
容疑者が犯行当事者と認定されたなら責任は厳しく問われるべきだろう。 しかしこの事件の報道にふれれば、「あっまた同じ」以外のどんな感想が浮かぶだろうか。
まず実名報道、マスコミ各社の叩き合いで職歴を勤務先まであばきあう。書かれていることは、いつものことだがソースが明らかではない。「分かりました」「明らかになりました」文末をメディアはよくこう締めくくるが、その違いはどこにあるのか。あかされたことはない。
おそらく彼らの専門用語では区別があり、捜査当局の非公式発表をその度合いで使い分けているのだろうが、揺るぎない公式見解以外で、確定的な事実像を社会に形成することは誤りでしかない。
そして携帯電話の履歴などを、おそらくほぼ随意に明かさせているだろう捜査手法から考えれば、かなり早い時期に容疑者を特定していたであろうに、何故年末年始の社会動休止期に、紀宮の婚約発表に重ねての逮捕劇なのか?
報ずべき事はいくらもあろうに、そこにはどこも踏み込まない。報道人個々の職業意識の欠落までを言う気はないが、組織としての日本のマスメディアは死んでいると、言うしかない。
小泉登場以降、メディア操作が相互のなれあいで加速し続けている感が強いが、このたびもその図式そのまま。報道人には是非自身の職業のよってたつ根拠への自省を求めたい。