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11月22日(ブルームバーグ):チリを公式訪問中の小泉純一郎首相は22日午後(日本時間23日未明)、サンティアゴ市内の大統領府での記者会見で、20日に行った日米首脳会談について、米政権の為替に対する姿勢を質問したのに対し、ブッシュ米大統領が「強いドル」政策を継続する方針を表明し、首相も支持する考えを伝えたことを自ら明らかにした。
首相は会談内容について「貿易収支が赤字だから、米国は弱いドルでもいいのではないか、黙認しているのではないか、という(市場の)懸念があったから、ブッシュ大統領に『どう考えているのか』と聞いたら、大統領は『強いドルを望んでいる』と言った」と説明した。
首相はそのうえで、「私も強いドルが望ましいと思っている。しかし、これに市場がどう反応するかは分からない」と述べ、米政権の「強いドル」政策への支持をあらためて強調する一方で、相場は市場が決定するものとの認識を示した。
20日の日米首脳会談の内容は、ブッシュ大統領が会談後に一部を記者団に語ったほか、首相同行の日本政府高官が会談後に記者説明したが、どちらの首脳が「強いドル」政策について口火を切ったかは明らかになっていなかった。
小泉首相はサンティアゴでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の閉幕を受けて、チリ公式訪問の日程に入り、22日午前(日本時間23日午前)は同市内のチリ大統領府でラゴス大統領と会談。その後の共同記者会見の席上、質問に答える形で日米首脳会談の内容について語った。
ドルの対円相場は19日に、1ドル=102円70銭と、2000年3月31日以来の最安値を付けた。22日のニューヨーク外国為替市場も、週末の20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)でドル安を是正する姿勢が示されなかったとの見方から、ドル売りの流れが継続するとの見方が優勢だった。ニューヨーク時間22日午後3時の時点では1ドル=103円25銭(同103円10銭)。
記事に関する記者への問い合わせ先:
サンティアゴ 山村敬一 Keiichi Yamamura kyamamura@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
ロンドン 大河内 啓子 Keiko Okochi kokochi@bloomberg.net
Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時 : 2004/11/23 07:35 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/commentary.html