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(回答先: 米FRBが0・25%利上げ決定、4回連続で年2%に [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 11 月 11 日 13:40:50)
【ワシントン木村旬】米連邦準備制度理事会(FRB)が10日、追加利上げを決め、超低金利政策の修正を継続したのは、米国経済の拡大が堅調と判断したためだ。連邦公開市場委員会(FOMC)の声明は「エネルギー価格の上昇にもかかわらず、生産は穏やかに伸び、雇用も改善した」と、楽観的な景気判断を示し、市場では「次回12月のFOMCでも利上げが実施される」との見方が広がっている。
米国の7〜9月期の実質成長率は年率3.7%と持ち直し、10月の雇用統計でも景気の指標である非農業部門の就業者数がブッシュ政権発足後で2番目に高い伸びだった。今年半ばの減速を「一時的な軟化」と指摘したFRBのシナリオ通りに運んでいる格好だ。
今回の利上げでフェデラル・ファンド(FF)金利は年2%になるが、9月の消費者物価の前年比上昇率が2.0%(食品・エネルギーを除く)だったため、実質金利はまだゼロ近辺。「原油高やドル安が輸入物価を押し上げ、インフレの芽になる」(米エコノミスト)との指摘もあり、FRBは今後も小刻みな利上げを繰り返し、景気に中立的な金利とされる年3〜4%程度に引き上げて行きたい意向だ。
ただ、公定歩合引き上げは12地区連銀の申請で決まるが、サンフランシスコなど2連銀は同調しなかった。同連銀のイェレン総裁は10月の講演で「原油高で景気が減速すれば、利上げ休止も考慮する必要がある」と述べており、米金融当局内にも減速懸念が消えていないことをうかがわせる。
年2%という区切りに達し、「利上げで堅調な経済をアピールする必要がある」とされた米大統領選も終わった。市場での一部では「12月のFOMCは利上げを一時休止する」との観測も出ていたが、今回のFOMCの声明は「12月の利上げにドアを開けている」(米ウォールストリートジャーナル電子版)との受け止め方が強い。
毎日新聞 2004年11月11日 13時04分
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kinyu/news/20041111k0000e020084000c.html