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(回答先: 米金利:12月に再利上げか [毎日新聞]【長期金利の上昇やドル高傾向につながる勢いが実体経済にあるだろうか?】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 11 月 11 日 13:42:41)
現在のFF金利先物は既に12月の利上げを80%織り込んでいます。ですから12月に利上げをしても大きな問題はありません。それよりも、”景気は緩やかに拡大しており、金融政策の中立化を継続する”と言い続けないと、反って米国の景気への疑念をあおることになるということも考えられます。
確かに、米国の景気に変調は見られます。自動車販売は冷え込んでいます。72ヶ月ゼロ金利ローン、SUV一台に小型車一台おまけ付きセールは異常です。GMは来年一時操業停止を実施します。ISM(以前のNAPMですね)の受注残高指数はニュートラルを割っており、受注残高が減少したと回答した企業が優勢になっています。
市場はそのうち、グリーンスパン議長はまるであのフセイン政権のサハフ情報相のようなものなどと言い出すのかもしれません。
さてちょっと気になるのは、ドル安傾向。昨今のドルの下落は金相場上昇も伴い、明らかに”ドルの減価”です。特にブッシュ大統領再選をもって、財政悪化を材料にドルが下落しました。今週に入ってさすがに欧州から為替相場について値動きの荒さは歓迎できないと、スピード調整を求める発言が相次いでいます。米国も投機を招きたくはありませんから、短期市場金利はユーロよりも高めに設定したほうが望ましいでしょう。勿論、投機筋というのは例え中銀が政策金利を500%に引き上げても、売るときは売ります。でも金利が低いと、駆け出しのトレーダーでも気安く売れるので、”ついつい売ってしまう”といった圧力を抑えることは期待できます。