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(回答先: 毎日新聞はあっさり書いているが、これこそ「インサイダー取引」という犯罪(本文なし) 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 16 日 22:54:52)
西武鉄道の筆頭株主であるコクドが、西武鉄道株の持ち株比率を有価証券報告書に過少に記載していた問題を公表する2カ月近くも前から大量の株売却を進めていたことについて、市場では「コクドが西武鉄道株の暴落や上場廃止につながる可能性のある虚偽記載という重大な内部情報の公表を意図的に遅らせ、売却を急いだのではないか」との指摘が出ている。虚偽記載の究明に着手している東京証券取引所は証券取引等監視委員会とも連携し、証券取引法で禁じられているインサイダー取引や株価操縦などの観点からも調査に乗り出す方針だ。
コクドが13日に関東財務局に提出した大量保有報告書によると、同社は8月17日から9月29日にかけて、西武鉄道の発行済み株数の17%弱に相当する約7262万株を市場外の相対取引で売却。堤義明前会長は、辞任を表明した13日の会見で、売却時期を「ここ2週間くらい」と説明したが、実際にはグループ内ではその2カ月近く前からこの問題が認識され、株式の処分は2週間前には完了していたことになる。
売却価格は当時の市場価格に近い1200円前後だったが、過少記載の公表後に西武鉄道株は暴落し、781円(15日終値)にまで下落した。結果的にコクドは大量の西武鉄道株を一般投資家より5割以上の高値で売却したことになる。コクドはグループ各社などと相対で株式交換する形で売却したと説明しているが、同報告書に記載された売却先はプリンスホテルなどグループ4社だけ。売却株数は全体の24%に過ぎず、残りの売却先は不明だ。
証券取引法は、上場会社の内部情報を知りうる立場(インサイダー)の役職員などが、株価に影響を与える重要情報を公表する前に株式を売買する行為を禁じている。
このほか、西武鉄道株はグループ内での持ち合い株が多いため、実際に市場に流通している浮動株の比率は8.6%(04年3月末時点)に過ぎず、鉄道他社と比較しても極端に低い。東証は、西武グループが、長年にわたりグループ関係者の個人名義という不透明な形を取って株式を保有、浮動株の比率を抑制し、西武鉄道の株価の高値維持を図ってきた株価操縦の疑いもあるとみて、調査を進める考えだ。【若島正浩】
毎日新聞 2004年10月16日 21時47分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041017k0000m020081000c.html