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(回答先: Re: 律令制度、共産党独裁、そして思想(宗教) 投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 2 月 02 日 08:19:19)
縄文ビトさんへ
>>頼朝の時代から守ってきた、先祖代々の土地、という思想がありますから。
>先祖代々の土地は、小作農にもありましたか?先祖代々の土地は一部の特権階級だけではなか>ったのでは。
特権階層であれ、唯一の皇帝ではないこと、さらに、世襲制としたこと、これが、一大転換だった、ということです。
この転換では、考え方と、社会の仕組みが、同時並行に進んだわけです。(単純化した唯物論であれば、仕組みが変わったから、考え方が変わった、とするのでしょう。)
ちなみに、アジアで、いわゆる封建制に雪崩こんでいくのは、日本だけですが、これが可能だったのは、律令制を支える考え方が、他の社会ほど強力でなかったことだと思います。日本では、原理原則より、いまある人間関係のほうが、大切なのです。
頼朝は、坂東の頭領に担がれていたわけで、彼らの欲するところを大切にする結果、朝廷の権力を、制限していったのだと言えるでしょう。頼朝は、自分の周りの人間関係のほうが、律令制という考え方より、大切だったのです。
ここで、面白い事は、律令制を、廃止してはいないことです。今日の言葉で言えば、憲法は憲法、実際やることは別、実際やることは、憲法の枠外、ということでしょう。
また、議論させてください。