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(回答先: Re: 律令制度、共産党独裁、そして思想(宗教) 投稿者 健奘 日時 2005 年 2 月 03 日 13:31:50)
健奘さんへ
>日本では、原理原則より、いまある人間関係のほうが、大切なのです。
健奘さんの全体的な文章がこの言葉で言い表していると考えますので。
これは現在社会のことですか、現在だとしたらどんどん人間関係が崩れていますよ。この先より悪くなることがはっきりしています。その原因はグロウバル化した中での経済競争、かつて最高であった日本の技術が、韓国に追い越され、そして中国にも追い越されていく、結果的には企業が生き残るためリストラを行い、若い技術の無い人たちが社会に出ても勤め先が無く、失業者に近い形のフリーターとして生計を立てる。これは異常なことです。そしてこの先減少するどころか拡大するのがはっきりしています。一時的に景気が戻り雇用が増えたとしても資本主義社会の必然的な結果としての省力化が進む限り避けられないことなのです。
過日の新聞に高決算を出しているソニーが正社員から契約社員に切り替えるということを発表していました。今までの日本の社会主義的な要素である終身雇用制を止めるということなのです。つまり人間(労働者)の使い捨てです。健奘 さんでしたらこの状態を何とか食い止められますか。全ての人が不自由無く暮らせるのであれば自民党の政権でも共産党の政権でも良いと思っているのではないですか。私もそう思いますから。
>単純化した唯物論であれば
このこともよく解りませんが、唯物論というのは観念論に対し使われる哲学的な方法論のことです。単純化したという言葉は唯物論的に思考するには必要ないことです。むしろ健奘さんが唯物論という思惟方法を観念的に捉えていることだといえます。
>世襲制としたこと
世襲制ということは不平等の典型的な形態です。なぜならそれは階層性社会という中でしか通用しないことだからです、つまりそこには職業の選択の自由が無いからです。一部の者が世襲的に親の後を継ぐ(職業として)そこには優れた人間であったとしてもその職業につくことが許されなく、ぼんくらであったとしても親が、例えば王であったとしたらその子も王になるということです。本来人間社会に不平等が存在してはいけないという論理が正しいとしたらそれは正しいことではないはずですが。
また議論しましょう。