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(回答先: プーチン政権の北オセチア人民虐殺弾劾！(革マル派「解放」）--チェチェンテロリストも「手段を選ばぬ」と批判 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 9 月 25 日 18:51:18)
http://www.geocities.jp/showahistory/history3/47f.html
昭和47年11／９午前６時10分、文京区本郷の東大付属病院の外来診察病棟と内科研究棟の間にあるアーケード下の歩道で、若い男性が死んでいるのを病院に氷を届けにきた配達人が発見、直ちに警察に通報された。男性はパジャマ姿で、体中が傷だらけで角材などで殴打されており、その後の調べで男性は伊東生まれで川崎に下宿していた早稲田大第一文学部２年の川口大三郎（20）と判明、川口は11／８午後２時に文学部前の校庭で友人３人と話していたところを学生３、４人に拉致され、127教室に連れ込まれたまま行方不明になっていた。川口の友人の通報を受けた久米助教授と学生副部長が127教室を４度、訪れているが中には入れないようになっていた。11／９午前０時半、127教室の前にカローラが止まり、ようやく教室の不法占拠が解除されたが、誰も残っていなかった。11／９午前12時半、革マル派が声明を発表し、「川口は中核派に属しており、その死はスパイ活動に対する自己批判要求を拒否したため」と事実上、殺害への関与を示唆する内容で、川口は内ゲバ殺人に巻き込まれたものと断定された。
川口は実際にはどこの左翼グループにも所属していなかった。事件の１週間ほど前、第一文学部２年Ｊ組のクラス会で「革マル派の運動方針は日和見的でおかしい。中核派の方がいい」などと発言、この時から革マル派に付けねらわれるようになる。昭和45年８／４、革マル派の東京教育大生、海老原俊夫（21）が中核派に法政大構内で殺害されてから両者の対立は激しくなっていたのである。昭和47年11／８昼の早稲田構内で行われていた革マル派の集会の近くを川口がうろついていたため、革マル派に拉致される事となったのだった。犯行に関与したとみられる革マル派は７人、ほかにカローラ運転の１人を加え、事件そのものには８人が関わっていたとされる。川口は127教室とつながっている128教室で縛られて角材などで殴打され、午後９時から午後11時の間に絶命、衣服が血だらけになったのでパジャマに着せ替えられて捨てられたと思われた。中核派では川口はシンパだが構成員ではないと声明を出している。
川口が拉致された時の様子が一緒にいたテレビ研究会の友人３人から明らかになっている。川口は体育の授業を終え、テレビ研究会の部室から友人らと教室へ向かうところだった。「話があるから来てくれ」と革マル派の学生５人が川口を囲み、川口が断ると両腕を掴んで127教室へ拉致、友人３人が教室前に駆けつけると、革マル派学生３人がおり、「これは階級闘争のレベルの問題だ。階級闘争を担っていないお前達には関係ない」などと怒鳴り、押し問答を続けていると、革マル派学生10人が援軍に駆けつけ、「がたがた言うな」と川口の友人に殴りかかった。この様子は多くの学生や教授に目撃されていたが、皆、係わり合いになるのを恐れて眺めるだけだった。その後、テレビ研究会の部室にまで革マル派は押しかけてきて、「二文自治会はテレビ研を認めない、自己批判しろ」と脅迫、暴力でキャンパスを支配する革マル派に一般学生が手出し出来る訳もなく、川口と親しいクラスメイトの中には自分も革マル派に殺されるのではないかと帰郷する者もいた。
11／11、革マル派の馬場委員長は「全学連の歴史に汚点を残した」と辞任を表明、しかし「権力側の裁きを受けるようなことはしない」と司直の手にかかる事は拒否した。大隈講堂前では革マル派が立て看板を出してビラを配り、「川口の死を追悼する」などとしたが、午前12時頃から一般学生300人が革マル派学生20人を取り巻き、「党派抗争なら人を殺してもいいのか」と怒鳴り、革マル派学生の胸ぐらを掴んで涙声で怒る者もあった。革マル派は「我々の町田、海老原も殺された」などと言ったが、一般学生は「問題をすり替えるな」「川口は中核派じゃない」「自治会委員が殺人を起こしていいのか」と詰め寄った。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。