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(回答先: 「ブッシュは確かに大量破壊兵器があると信じ込んでいたと思います」ボブ・ウッドワード 投稿者 外野 日時 2004 年 9 月 23 日 01:37:28)
ボブ・ウッドワードと共に「ウォーターゲート事件」を暴いてニクソンを退陣に追い込んだカール・バーンスタインは、1976年にワシントン・ポストを退社したあと、ニューヨーク大学の教授となり、ABCネットワークの上級特派員として働きながらタイム誌に寄稿していたようです。1981年にワシントン・ポストに副編集長として戻ったそうですが、その後はどうなのかちょっと不明です。
ボブ・ウッドワードは『ブッシュの戦争』や『攻撃計画―ブッシュのイラク戦争』といった反響が大きな本を書いていますが、多分彼の著作は政府筋の様々な人脈を通して得る情報によって成り立っているのかもしれません。
だから、情報を与えてくれる人びとにとって反感を買うようなものを書けば、次からはいろいろな情報を話してもらえなくなる(日本の記者クラブ制度を中心にした取材体勢がそうです)ので、先にあげたプレイボーイ誌のインタビューに見られるような、”調整”をしているというような面(日本でいえば、単に聞いたことを伝えるのが主の「官報」化)があり、保守的な人間になってしまっているのかもしれません。
また、これも日本と同じように、既に彼のよって立つところが市民の側にではなく、権力者側にある、つまり彼自身がいろんな意味で自分をその権力者側(”権力を持たぬ市民”の対の意味としての”権力者”)に置いているため、保守的(=現状追認)になるという要素もあるのかもしれません。
日本の新聞・テレビが「政局」(政治家の誰々のポスト争いがどうどかいう類の、本来の「政治」の中身とはあまり関係のないもの)ばかりを報じるのは、彼ら日本の新聞・テレビが、そういう権力者側の人間としてそういうものに必要以上に興味を持つため、ということともつうじます。いずれにしろ、「ウォーターゲート事件」からは、ずいぶんとした変わりように思います。