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(回答先: シミュレーションとして想定し得るひとつのシナリオによる「警告」 投稿者 ファントムランチ 日時 2004 年 8 月 29 日 07:44:27)
返信、乙です。ただ長文読解力ないので、∩(´∀`)∩お手上げです。
問題は、隠密同盟を可能ならしめる組織と思想の既定です。
イラクはともかくとして、フセイン失脚で、その隠密同盟の契約当体も消滅しています。
仮にバース党官僚組織がイラク側の契約主体であったとしても、
権威ある指導者をなくし、追放処分を受けた失業状態のバース党職員に同盟関係を履行する能力も、
何らかの密約をイランに要求する地位・権益さえ最早持ち合わせてはいないでしょう。
イラク経済封鎖の期間、隠密同盟を伺わせる何らかのイランの動きがあったかどうか。
イラク開戦時に、隠密同盟を伺わせるイラン軍部の動きがあったかどうか。
せめてその程度の指摘は必要であり、ないなら無いで、その思想的理由を示さないと説得力に欠けると思います。
次にアメリカは何らイラク占領政策に失敗してはいません。
米軍は当初予想された核攻撃もなく、細菌兵器の被害も受けず、
グリンカード欲しさに入隊してきた、
練度の低い兵士を弾よけにして、育てるのに時間のかかる精鋭部隊を温存し続けており、
それどころか、軍隊に必要不可欠な実地訓練によって
ますます殺人機械としての能力向上に成功しているとしか思えません。
無法な侵略軍・米軍は「分断統治の原則」を踏み、
クルド人はイスラエル軍、
スンニ派はイスラム法学者協会傘下の武装集団、
シーア派はサドル師マフディ軍(シスタニ師追い落としまで後一歩)、
を各派閥の代理人に指定して、
三つ巴の利害関係の下、自在にあやつる魂胆でいるのです。
表(暫定政府)も裏(軍事三局)もアメリカの肝いりで成立しています。
マスコミの流す戦況報告など、大半はブッシュの検閲済みと考えるべきです。
中東大戦を目指す現政権にとって、イラク戦争など遊びにもならないでしょう。