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(回答先: 宅間死刑囚に面会の心理士「罪の深さ、認識していた」 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 14 日 23:34:00)
大阪教育大付属池田小事件を引き起こした宅間守死刑囚(40)の死刑が執行された14日、判決確定後も面会を続けた臨床心理士の長谷川博一東海女子大教授と、元主任弁護人の戸谷茂樹弁護士が大阪市内でそれぞれ記者会見した。最近は生への執着や罪の意識を見せていたものの、最後まで被害者や遺族らに謝罪しようとする姿勢はなかったという。長谷川教授は「人の心の痛みを感じる能力を、幼少時代から育ててもらっていなかった」と語った。
長谷川教授は、大阪地裁で死刑判決が言い渡された直後の昨年9月に「贖罪(しょくざい)のための控訴を勧める」目的で2回面会。刑確定後も14回にわたって大阪拘置所(大阪市都島区)で、毎回約30分間の面接を重ねてきた。
宅間死刑囚は、法廷などで「世の中、全員が敵」と一方的な不満をぶちまけたり、死刑確定後も、刑事訴訟法で規定された「6ヵ月以内」の執行を訴えるなどしていた。
長谷川教授によると、初めのうちは法廷での振る舞いと同じように身勝手なことばかり話していた。しかし、次第に「自分が子どもの立場であれば、無念やったろうなあ」などと、罪の意識を感じさせる言葉を、思い詰めたような表情で語るようになったという。
犯行時の心境についても「途中からテンションが下がり、我を取り戻しかけた。『もう十分や、誰か止めてくれ』と苦しかった。後ろから羽交い締めにされた時、『やっとこれで終われる』と思ってほっとした」と語ったことも明かした。
しかし、謝罪の姿勢はみられなかったという。長谷川教授は「幼少の頃から、(他人に)自分の身になって考えてもらったり、相手が間違っていた時に謝ってもらったり、といった経験に欠けていた。彼には謝罪という心の働きが理解できなかったのだと思う」と話した。希望があれば、遺族らに宅間死刑囚の言葉を伝えていきたいという。
裁判で主任弁護人を務めた戸谷弁護士は、宅間死刑囚が一日も早く死刑を執行してほしいと訴える一方で、自分がこうなったのは自分の家族のせいだとして損害賠償請求訴訟を起こしてほしいと再三求めてきたと説明した。「裁判をやっていれば死刑執行が遅れるのではないかという期待もあったかもしれない」と語り、宅間死刑囚に生への執着を感じたという。
(09/14 21:31)
http://www.asahi.com/national/update/0914/029.html