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アルジャジーラの報道以外に、拘束したグループの状況は、知りえていませんが、日本の報道から、拘束された青年について、ざーと読んでみての感想です。
少し古い言葉ですが、とくに理由もなくぶらりと世界を回って冒険・探検した「猿岩石」のように仮にも青年が、無垢であり、イラク情勢だけでなくパレスチナについても正しい認識をしてなかったからの行動であれ、本当にイラクを米軍ならびにその他各国の進駐軍からイラクを取り返そうと考える人間だと、とても、この青年が解放に値する人間には、見えないと思います。
理由は、なんの主義もイデオロギーももたない、かといって、何らかの信仰をもっているわけでもない「猿岩石」的人間の存在というのが、おそらく、拘束したグループの理解できる範囲を超えています。つまり、そんな人間はいない。です。ここから、スパイ容疑がかかるでしょう。
その上、イスラエル経由で、イラクにきた。2ヶ月もテレアビブに滞在した。これでは、スパイです。っと言っているようなものです。
拘束グループから現実社会を教わって、イスラムに入信でもしない限り、青年が日本に帰るのは難しそう。
日本政府も、そんな青年を生きて帰ってもらうために支払う代償を覚悟しているとも思えません。
本当にスパイだったら、殺されても仕方ないと思います。しかし、上に書いたような無垢、無知からきた失敗だとしたら、気の毒ですが、日本政府も助けてくれないだろうし、自力での解決しかないように思います。
拘束グループとされる映像からは、決して、グループの人間が殺人鬼とは読めないだけに、このような希望が薄い事件になりそうで、運がないな。っと思いました。