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(回答先: イラクの民主化とは? 投稿者 haru 日時 2004 年 11 月 07 日 17:52:23)
イラクの経済は、石油に大幅に偏っています。
これは、中東諸国にみられる課題ですが、石油により儲けた経常黒字を
国民に十分還元出来ていない、問題があるとおもいます。
ようするに、大幅な経常黒字にもかかわらず内需拡大がまったく見られないのです。
これは、中東諸国の銀行や、サービス業、小売業などが国営または、日本で言う第三セクターという方式に依存していることが原因とおもわれます。
また、イスラム教の解釈のちがいにより、銀行そのもの役割が果たされていないなど
国民に近い、インフラが欠乏しているということが問題になっています。
また、中東諸国の失業率は10%以上または20%を超えるということを聞いて言います。
そして、中東間に民族差別とそれにからめた、失業問題や国境問題、貧困層の拡大
ジニ係数の拡大は、ひどいという言葉以上と聞いています。
それらの問題は、国内問題になるはずなのですが、王政を敷いている、中東諸国はそれらをひた隠しにしていると聞いています。
それらの、ひずみが、鬱積しているのが今の中東といっても良いでしょう。
それらを、直せる王政であれば問題はないのですが、国内問題をかたづけるとき
内紛という血で血をあらう形に修練されていくようです。
それらは、石油という財産の上になっており、それらを支えているのは、他でもない
先進国の大量のマネーなんです。
そして、これに石油枯渇と石油離れという問題が複雑にから回るとどうなるか?
もう、これは大問題なのです。
日本のバブルを中東のマネーが支えたという話もあるくらいです。
もちろん、今回の米国大統領選挙を支えたのもアラブマネーが入ってのことでしょう。
そして、サウジアラビア王国は、アメリカにとって最大の武器輸出国であり、また、アメリカの有力企業に出資する株主でもあるのです。
二国とも腫れ物に触らないように、注意深く距離を置きながら親密な間柄なのです。
これに、イスラエル(米国)・パレスチナ(サウジアラビア)問題がついてくるのです。
これに異を唱えなければ、いけないと思っている中東の人はいると思いますが、王権なのでこれらの意見は聞いてももらえないシステムなのです。
日本は、それらに意見をいえる立場であり、国民に変わってでも「民主化」を叫ぶべきなのです。
イラクも、似たり寄ったりの問題です。
多分 おそらく、勝手な思いこみかもしれませんが、イラクのフセイン大統領が
やろうとしていたことは、大量破壊兵器開発ではなく、サウジアラビア・アメリカラインの
破壊だったかもしれません。(今回の戦争で注目すべき点は、サウジアラビア王国の動きだと思います。)
そうなると、サウジアラビアとアメリカが過剰に反応したのもうなずけないかなと思っています。
(ケリー派の行動、シティグループがサウジアラビアの銀行を売却)
(ブッシュ派の行動、ダウケミカルがサウジアラビアのアラムコと化学薬品事業で提携)
(日本もサウジアラビアのアラムコ(世界最大の石油会社)から石油プラントを過去最大規模で受注しました)