現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用11 > 1131.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: Re: イラクの民主化とは、まず資源再配分のことではないでしょうか? 投稿者 haru 日時 2004 年 11 月 08 日 19:52:50)
haruさん こんにちは
いまの、サウジアラビア王政は、間違いなく日本の「社会保険庁」と同じくらい
仕事をしていないのです。
これは、入ってくる収入の多くが、国庫=王様の所有になっており、個人資産でもあるのからです。
その使い方を王様ひとりで予算の使い方を決めてしまっているのです。
これを、うまく使えば、王政だろうと、民主主義だろうと、健全な経済が保たれる状態が生まれます。
この経済的状態をあらわす言葉は、多分”失業者が少ない”=”完全雇用”に近い状態という言葉だと思います。
今中東では、この「失業14〜20%」(ちなみに日本の大本営発表では5%前後・アメリカが5%でドイツが10%イギリスが4%オーストラリアが5%)が手に負えないほど高まっているのです。
仕事をしたいのに仕事がないという状態です。
富裕層と貧乏人の格差と人数と規模が日本で考える以上に深刻なのです。
政府は、失業をなくすのが一番の仕事といっても過言ではありません。ですから
失業を減らさない政府のことを、これから「仕事をしない政府」といいます。
では、仕事をしない(失業を減らさない)政府というのは、どうなるべきなのでしょう?
ふつうなら、そういう国は崩壊です。
それを、仕事の出来る政府(イスラム法に則り)にしたいという勢力がいるのです。それがビンラディンだとおもいます。
日本で言えば、高杉晋作かな?
そして、その抵抗勢力を叩こうとしているのは、サウジアラビアを中心とした、王家で構成されるスンニ派で仕事をしない政府だとおもいます。
日本で言えば江戸幕府の井伊直弼の時代にあたるのかな?
いま、中東は日本の江戸時代末期ぐらいと考えてもいいです。
仕事ができない江戸幕府とそれを取り払おうとしている倒幕派
倒幕派は、民主化という形で日本を仕事のできる政府に仕立て上げました。
経済破綻による戦争というのは時代につきものです。
江戸幕府の場合、政府の度重なる悪貨発行で貨幣の信用力が落ちインフレが発生
経済が悪化しています。
中東の場合は、政府が黒字にもかかわらず、その財源を国民のためにつかわず
私腹を肥やしているのです。その一方で、国民の多くは失業という状態です。
それを改革派は危惧しているようです。
民主化とは、あくまでも仕事を成功させるための道具の一つです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140016361/249-4625861-9761906
内容(「BOOK」データベースより)
江戸幕府はなぜ倒壊したのか。財政破綻がその大きな要因の一つだろう。幕府財政は年貢米徴収をその根幹としたため、飛躍的な増収を実現できず、慢性的な赤字に悩むことになる。そこで編み出した打出の小槌は、度重なる貨幣改悪による差益である。それで何とか持ちこたえていた幕府が幕末に直面した外圧―。ペリー来航後の国際条約がもたらしたゴールド・ラッシュは、鎖国下で世界への登場を余儀なくされた日本の苦悩の姿を映し出す。
卒業シーズンの7月になるとサウジアラビアの新聞では雇用問題が紙面をにぎわす。急増する新卒者に対する社会の門は狭く、彼らの父親或いは先輩達が謳歌した完全雇用の時代は過去のものとなり、深刻な就職難の状況にある。公共部門は余剰人員を抱えた状態であり、政府は民間部門にサウジ人新卒者の採用を促している。しかし低賃金で首切りが容易な外国人労働力に依存している民間企業は政府の政策に対し拒否反応を示している。このためサウジ政府は、企業がサウジ人の雇用比率を高めることを義務付けた「5%ルール」や、一定の職種については外国人の就業を禁じるなどのいわゆるサウジ人化(Saudization)政策を強行している。
中東破産↓
http://www2.pf-x.net/~informant/saudi/saudization1.htm