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(回答先: 50年前のウイルスを誤送 致死インフルエンザ 米国の実験施設から世界17カ国へ 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 4 月 13 日 21:52:08)
アジアかぜのウイルス試料、世界3700か所に誤送付
【ジュネーブ=長谷川由紀】1957年から1958年にかけて大流行し、世界で100万〜400万人が死亡した「アジアかぜ」の原因となったH2N2型インフルエンザウイルスの試験用の試料が、米国病理医会(CAP)から日本を含む世界18か国・地域の3700か所余りの研究施設に送られていたことが13日、わかった。
研究施設などでの感染はこれまでに確認されておらず、世界保健機関(WHO)は「一般人が感染する可能性は低い」としているが、感染が起きれば爆発的な流行につながる恐れがあるため、CAPや関係国政府を通じて試料をすべて安全に廃棄するよう警告を出した。
記者会見したWHOインフルエンザ対策責任者クラウス・シュトール博士によると、問題のウイルスは、医療施設などのウイルス検知能力を調べるための検査に使用される試料として、CAPが2004年10月から関係施設に送付。大半は米国、カナダに送られ、それ以外の16か国・地域で試料を受け取ったのは61施設。今年3月末に同ウイルスを検知したカナダの施設からの通報を受けて、WHOなどが調査して判明した。
博士によると、米国の規定では、同ウイルスの危険度は「中程度」で、検査などの利用が認められており、CAPは「規定に従った」と説明しているという。
H2N2型ウイルスによるインフルエンザは1968年まで流行したが、その後、人の間での流行はなくなったため、同年以降生まれた人には抗体がない。WHOは8日から関係国などを通じて試料の廃棄を要請した。
(読売新聞) - 4月13日22時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050413-00000015-yom-int